又左草子~~強者達の夢の跡~~

日記

皆の衆、息災であるか

前田又左衛門利家 である。

此度の又左草子は久方ぶりの

史跡探訪の巻である!!

此度は美濃国にある日ノ本一の戦場へと足を伸ばして参った。

それでは、、

いざ参らん!!

関ヶ原

此度の儂が訪れたるは

関ヶ原である!!

美濃国、戦場、日本一

と来たら察しが良い者はわかったやも知れぬわな

そう、関ヶ原というのは

日ノ本で最も有名な合戦のひとつ

『関ヶ原合戦』が起こりし場所である!

勝った方がその後の日ノ本を担うことになるまさしく天下分け目の戦、

大きな戦いとなるは必定。

両軍共に五万を超える大軍勢が関ヶ原に集結した。

故にひとくちに古戦場と申してもその範囲は誠に広大、

そしてこれは喜ばしいこと、嬉しきことに武将各々の陣所が整えられておるわけじゃ。

つまりは全てを網羅致そうとすれば幾日か必要と相なる。

故に此度は関ヶ原に参ったらここだけは抑えておきたい場所を簡単に紹介して参る!!

関ヶ原開戦の地

先ず紹介致すは

関ヶ原合戦開戦の地 である!

これは読んで文字の如く、

この場所にて起きた

東軍の福島、井伊隊、

西軍の 宇喜多隊 の衝突を以て関ヶ原合戦は開始と相成った。

この場所は山裾から拓けた野原へと繋がり、野戦には最適な場所であったわな。

この写し絵は開戦の地から北側、石田三成の陣を向いたところじゃな。

ちと分かりにくいやもしれぬが、山に囲まれた平地であることが見て取れるであろう!

では戦の始まりを見たならば次は言わずもがなじゃな、

 

 

それでは再び

いざ、参らん!!

関ヶ原決戦の地

続いて参ったはこちら

先より打って変わり山の上からの景色であるな

案内板から見当をつけたものもおるやも知れぬが

この地は石田三成の陣跡

それ即ち、

関ヶ原合戦が決した場所じゃ!

故に関ヶ原決戦地と呼ばれておるわな

 

 

 

 

 

 

 

ここで突然

 

 

 

 

 

 

利家の勧め!!

史跡、城跡に参る者に儂が強く勧める楽しみ方じゃ!

 

景色を楽しむは大いに結構、然りながらそれだけに有らず。

 

史跡、中でも城跡や戦跡を見る折には

 

『兵を景色に乗せて動かしてみよ!!』

 

そう、布陣図や戦の流れを読みながら実際にどこから敵兵が来たのか、

小競り合いをしておるのはどこなのか

見方はどこに布陣しておるのか、

様々なことを思い浮かべてみるのじゃ!!

先程の写し絵をもう一度載せるわな

この写し絵を見ながら想像いたせ。

先ず写し絵の左端には徳川家康殿が布陣しておった。

三成としては絶対に目を離してはならん場所じゃ。

 

次に西軍が実質の本隊であった宇喜多隊が右端の木が盛り上がっておる場所の先に布陣しておる。

 

そして写し絵の左の中あたりの南宮山には毛利、吉川の2万を超える大軍勢を布陣させておる。

先程申した徳川殿の陣を脅かすことができる存在じゃ!

 

大方の布陣が確認できたわな

戦が始まったのは右端の開けておるあたりじゃ。

 

三成はここも注視しておったじゃろう。

 

しかし、戦が始まったにも関わらず左側南宮山に構えた毛利の軍は動く様子がないこと、

三成の陣には細川や黒田の兵が押し寄せ激戦が起こっておる

それぞれ想像してみると面白いであろう。

 

そして、数が劣るものの一進一退の健闘を重ねる小西大谷、宇喜多と石田隊。

勝機見えるかと思うたその瞬間、

写し絵の右中の松尾山から小早川が裏切り山を駆け降り、大谷隊が壊滅。

味方の敗走が始まり敵が三成の陣に押し寄せてくる。

 

と、そんな様子がこの景色から想像できるわけじゃ。

戦国の世に行ったが如し

そんな見方も一つ楽しみ方じゃと儂は思う!

皆も試してみると良い!!

話が長くなったが、この三成の陣跡は合戦城を上から見下ろすことができる他、

麓には島左近の陣跡が整備されておるなど

関ヶ原に参ったら外せない見どころである!

蛇足

といった次第で此度は関ヶ原を紹介して参った!

然りながら、冒頭でも申した通り関ヶ原には数え切れぬほどの多くの見どころがある。

関ヶ原合戦の資料が数多展示してある【関ヶ原古戦場記念博物館】

甲冑を着ることができる【笹尾山交流館】

五千を超える風鈴による風鈴街道や等身大の武士像がある【関ヶ原ウォーランド】

等施設も充実しておるわ!!

皆々も是非足を運んでほしい!

そして関ヶ原にて疑問を持ったことがあれば、名古屋城にて儂に尋ねに参れ!

そして此度は紹介しきれなかった関ヶ原の魅力は皆からの声があれば続編も記して参りたいと思うておるぞ!

次はどこへ参ろうか

では、

さらばじゃ!

コメント

  1. ぽん2号 より:

    利家様

    笹尾山、関ヶ原で一番好きな陣跡です!!
    (全ての陣跡を巡ったわけではありませんが…)
    関ヶ原へ行くと必ず行って、400年前に石田三成が見ていたであろう景色を想像しながら、ボーッと1時間でも2時間でも過ごせる場所です。
    古戦場記念館で、電動補助の付いたタイヤが付いた馬(自転車)のレンタルがあるようなので、秋になったらまた陣跡巡りをしたいと思っております。
    旅のお供のBGMは、everyday甲冑!で←詳しくはYoutubeで検索してください(笑)

  2. 良子 より:

    利家さま

    おはようございます。
    昨日はお疲れさまでした。
    風があり過ごしやすい一日でしたがしっかりとお休みになられましたか~

    緑が青々としてるからでしょうか、いつもの二の丸広場よりは暑さは和らいでると感じました。
    演武の熱さはいつも通りです。いえ、いつも以上です。ありがとうございました。

    関ヶ原へはイベントで足を運んだことはありますがじっくりと見学までは至ってないです。

    戦いがあったと想像するだけではなく「兵を景色に乗せて動かす」ともっと迫力がありますね。
    次の機会にはそんな見方をしてみたいものです。

    もっと利家さまの話が聞きたくなります。
    是非また話をしてください。

    本日も良き一日となりますように‥

  3. より:

    利家様おはようございます

    関ヶ原は自転車で一部分を巡った思い出がございます。
    その時節約して電動ではなく普通の自転車にした事をこぎながら後悔した思い出も…
    帰りに買って食べたくず餅アイスバーがとても美味しゅうございました。

    後半戦の日記楽しみにしておりますね。

    それでは本日もご出陣頑張ってくださいね。

  4. トメ より:

    こんにちは。
    関ヶ原まだいったこと無いです。
    行きたい!

  5. 結月里洋(ゆづきりょう) より:

    関ヶ原、のどかな場所ですね!

    歴史に想いをはせます☆

  6. miwa より:

    利家さま

    こんばんは。
    日記の更新ありがとうございます。

    合戦の様子を関ヶ原のお写真を見ながら想像できてとても楽しく拝読しました。
    覚えられるように何度も繰り返し読んでみますね。笑
    是非!関ヶ原続編や利家さまが訪れた地を紹介して下さると嬉しいです。
    あ、豆知識みたいなお話も好きです。

    直接感想をお伝えしたかったのですが。。。
    またお会い出来る日を楽しみにしています♪

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