又左草子~~又左、松本城へ~~

日記

皆々、息災であるか

前田又左衛門利家である。

此度の日記帳は前回の日記帳で予告した通り、史跡探訪紀 である。

前回の日記帳は甘味紹介であった。

まだ読んでおらぬものは読んでまいれ!

又左草子~~抹茶きゃらめるしろのわぁるを喰らう~~

前回の史跡探訪は此れじゃ。

又左草子~~備中松山城へ~~

して、前回の日記を此度は何処へと参るのか問答形式にて締め括った。

 

返文にて予想してくれたもの、ありがとさん!!

肉薄していたものもおった!

 

では、此度の日記並びに答え合わせへと

 

いざ参らん!!

 

松本城下

 

此度儂が参ったのは、

 

 

現存十二天守が一つ

 

松本城である!!

 

この城は信濃国筑摩、

現世で申すところの長野県松本市に有る

 

その大きさや泰然自若を思わせる黒さを以って、白い姫路城と比較して

西姫路城松本城と言われる程

現存天守の中でも随一と言って良いほどの人気を誇っておる。

 

他にも城下町が栄えていること、

そして何より名物の蕎麦がどえりゃあ旨いということで、全国より多くのものが参る観光地となっておる。

もちろん儂もそばを食ろうてきた。

信濃の山々が湛える名水に加えて松本からほど近い安曇野は山葵の名産地、げに美味であったわ!

 

城下はこの辺りにいたし

松本城内へと歩みを進めて参ろう

 

松本城

松本城二の丸へと参った!

二の丸は多くの木々や芝によって庭園の様に整えられておって穏やかな雰囲気が特徴である。

内堀が庭園における池泉が如し、

更には大規模な城郭としては石垣が低い作りの天守が、豪壮な茶亭の様に見えて殊更に風流である。

 

これからここを訪れる者には覚えておいてほしいのじゃが、

入り口を入ると左側に天守が見える、

故に左側にばかり目を奪われがちなのじゃが、右側を進むと奥には二の丸御殿跡が御座る。

ここも中々に美しい、見逃すことがないように致せ。

松本城の歴史

本丸 へ足を運ぶ前に、松本城 の歴史について解説いたそう

松本城 は我らが生きた戦国時代においては 小笠原氏 の支城であった。

 

一五五〇年武田信玄 殿による信濃侵攻の一環で落城し、

不死身の鬼美濃 馬場信春殿が入り北信濃侵攻の足掛かりとした。

時は流れて一五八二年

信長様による甲州征伐の折には馬場信春殿のの嫡男馬場昌房殿が守っていたが明け渡され、

いち早く織田家に内通した旧武田家臣 木曽義昌 殿に与えられることとなる。

 

一五八二年といえば皆もわかると思うが 本能寺の変が起こりし年

本能寺の変は日ノ本全土を揺るがし、

信長様の専制により収まりかけていた戦の火種が一気に立ち戻り、日ノ本全土が不安定になった

中でも著しく煽りを受けたのが、ここ松本を含めた信濃や甲斐、上野であった。

 

甲州征伐が成ったのが三月、変が起きたのが六月だで無理もない。

得たばかりの領地を治め、支配する体勢を整える時間がなかった訳じゃ。

 

かつては力のある国衆が多く居た土地柄も起因となったであろう。

更には周りを囲む北条、上杉、徳川の介入もあってこの辺りは紛争地帯となる。

 

その機に乗じた先の城主小笠原氏が旧領を回復、その後は徳川殿の庇護のもとで旧領を維持することとなる。

 

その後北条征伐の後に関東に移封された徳川殿への抑えとして石川数正殿が入り、縄張り、天守を含めた大改修がなされる。

これが現世に残る松本城である。

かいつまんで話したが以上が松本城に関する大まかな歴史である。

この中で気になることがあるものはまた名古屋城に聞きにまいれ!

では本丸へといざ参らん

本丸

と思うたが、本丸での写し絵を撮り忘れてしもうた、、、

なんたる失策、

詫びとしてわしが二ノ丸で撮った自信作の映し絵を載せておくわな。

然りながら本丸は城の目玉、ここで見てしまうのは勿体ない。

皆々も己が自身の目で確かめてちょうよ。

幸い、松本城は先にも申した通り栄えた街並みの中にある平坦な平城だで誰でも足を運びやすい場所じゃ。

是非とも一度は赴くことを勧める。

 

然りながら、天守の中にはいる折には注意をしてほしい。

現存天守ゆえにっ…

 

登りにくいのじゃ、、

我らの時代の城は天守に侵入した敵が進みにくい様に工夫を凝らしておった。

天井を低くしたり、鶯張り、即ち敢えて床を軋ませたり、

階段を急にしたり

そう!

ここ松本城は誠に、

実に、非常に、極めて、階段が急なのじゃ。

噂に聞くには日ノ本一とも

故に昇る際には動きやすい格好で挑むことが必須なり!

気を付けてのぼるべしじゃ!

 

じゃが、中は景色がいいのは勿論のことながら、鉄砲の展示がどえりゃあ数あるのじゃ!

是非とも足を運んでほしい、誠に素晴らしき城であった!

やはり迫力が素晴らしい、前にも少し書いたが天守の大きさの割に石垣が高くはない。

故に天守そのものが近く見える。

これは他では体験できぬ、石垣の迫力とはまた違った魅力があるわな。

また、黒を基本とした現存天守はここ松本城の他には丸岡城のみ、他では味わうことの出来ぬ趣満載の松本城であった。

蛇足

 

此度の史跡探訪はいかがであったか?

城と言へばここ!の最有力候補の一角を紹介して参った。

あまり城に興味がないものや、興味を持ち始めて日が浅く、まだどこに行ったらいいのか分からぬものに誂え向きであろう!

重ねてにはなるが、是非足を運ぶと良い!

して、今回は史跡めぐりだったで次回はうまいもの巡りをなどと考えておったのじゃが、

ちぃとばかし困ったことがある、

 

紹介したい場所が多すぎて!

今のままでは日記帳に書ききれぬのじゃ!

 

加えてこれよりの季節は食欲の秋に旅行の秋、皆に知ってほしい場所が五万とある。

五万じゃぞ?!

多きこと一向宗が如しじゃ

故に当分の間日記帳の更新を増やして参ろうと思う!!

史跡探訪やうまいもの巡り、寺社巡りを書いて参る次第じゃ

いつ迄かは定めてはおらんで、まぁゆるりと楽しみにしてくれると嬉しく思う

前回の日記に返文があった場所にも行きたいでな!

皆々からの返文も楽しみにしておる!

 

 

皆が勧める城、飯どころ、甘味処も知りたいわな

特に現世の飯どころは皆の方が詳しいやも知れぬ。

返文にて待っておる!

 

こんな話が聞きたいなどと、目安箱代りに使うもよしじゃ!!

 

 

 

次はどこへ参ろうか、

では

さらばじゃ!

コメント

  1. より:

    利家さまこんばんは

    松本城だったのですね。
    一度訪れた事がございます。
    滑りやすい靴下を履いており、なかなか苦労して登った思い出がふんわりと浮かんでまいりました。
    確かに低い箇所もございましたね。
    利家様はさぞかし大変だった事でしょう。

    さて、載せたいお話が沢山との事で、
    それならばいっそ本を出版されてはいかがでしょうか。(写し絵多めがいいです)

    それでは次の更新を楽しみにしておりますね。

  2. もち より:

    ヤッタ〜!大好きな松本城だーー!!!
    黒の強そうな外観にあののぼりづらい階段がいかにも!な感じで大好きなんですよ〜
    そして蕎麦、食べたい。
    馬刺しはお食べにならなかったんですか?
    長野は山賊焼きもいいですよね!
    …すみません、ちょっとテンション上がってしまいましたw

    これからどんどん日記帳更新してくださるんですか??楽しみすぎます!
    名古屋、愛知県的な食べ物ならCoCo壱番屋のカレーやパスタデココのあんかけパスタ
    あさくまにブロンコビリー等にも行っていただきたいです!(私が行きたいので)

    歴史的な史跡も食べ物も、わくわくしてお待ちしております!

  3. miwa より:

    利家さま
    おはようございます(^-^)

    日記の更新をまだかな〜と密かに待ち構えておりました。笑

    松本城は一度は訪れてみたいと思いつつ未だ叶わないお城です。
    立派な佇まいですね〜。
    お写真が美しい。。
    いつ行けるかはわかりませんがいつかの参考に。。
    二の丸御殿跡ですね、メモメモ。。_φ(・_・
    利家さまの目線でお薦めの見どころを教えて頂けるのが嬉しいです♪
    登りにくいとの注意喚起もありがたいです。
    スカートでは行かない方がいいですね。。
    長野のお蕎麦も美味しそう。。

    近場のお城しか行った事がないのですが、なんの予備知識もないまま行ってしまって、ちゃんと見るべき所が見れているのかわからず。。
    利家さまみたいなガイドさんが居てくれたらな〜と今回も思ってしまいました。
    お城の歴史も読み応えありました。
    また色々紹介して下さるとの事楽しみにしています(*´꒳`*)

    日記帳でもですがお城での演舞やおもてなしや生配信などでも利家さまの一生懸命さや熱量が伝わって私も頑張ろう!って気持ちになります。
    いつもありがとうございます。
    これからもよろしくお願いします。

    おもてなし隊なごや観ましたよ〜
    モナカを頬張る利家さま可愛かった♪♪
    ではまた。。

  4. トメ より:

    予想、全然当たってないし(笑)
    松本城、いいですね!ここも行きたいお城です。
    階段がきついといえば四国のお城は上りにくいです。狭いし急ですし。
    高所恐怖症の私は下りる時がこわい!
    次は高知城か宇和島城ですかな?高知城の近くにわらびもちのお店が出来たので是非来てください。
    次の更新楽しみにしてます。

  5. ぽん2号 より:

    利家様

    お名前の黄色文字が、黒背景で見やすくなっている‼️
    内容もさることながら、書き方も進歩されてますね〜www
    そして今回は、城のみならずグルメまで
    この先、利家様の日記がまだまだ進化していきそうな予感…d(^_^o)

    松本城、実はまだ行ったことないんですよ〜💦
    犬山城天守や名古屋城の櫓の階段も恐ろしく急ですが、
    それを超える急勾配とは、是非体験しにいかなきゃですね。
    私のことですから、1日外から天守や石垣を見てデレデレして
    終わってしまいそうな気もしますが(笑)

    日記の更新頻度が増えるのは大歓迎にございます!
    秋のグルメを堪能しに、又左が行く!
    楽しみですね(*´꒳`*)

  6. とらじろう より:

    松本城二の丸綺麗ですね。水に浮かんでいるように見えて綺麗さ倍増ですね
    昔、参りましたが記憶が薄れてきましたのでまた行ってみたいです
    利家様に行ってみて頂きたい甘味は中村にございます喫茶ツヅキというお店です。こちらもかなり前に行ったので今違ってたらすみません
    パフェのボリュームが尋常ではありません。
    そしてアイスコーヒーの上のネジネジが利家様の兜レベルです

  7. たかこ より:

    ブラタモリで見てからずーっと行きたいと思っている松本城!黒でカッコいいです!利家さまもそこまでオススメなら絶対行かねば。でも犬山城でヒーコラ言ってた私は上ることができるでしょうか。日頃からエスカレーターをやめて階段を使って鍛練を始めます。ありがとうございました。
    唐津でお会いできてお話できたのが、楽しくてとてもよい夏の思い出で、また利家さまにお会いしたいです。

  8. 良子 より:

    利家さま

    こんばんは~
    遅ればせながら返文です。

    現存12天守国宝5城のひとつですね。

    今年の初めに彦根城に行った時は階段が狭く急で登り降りは大変でした。
    当時も大変だったんたろうなと思ったものでした。
    松本城の階段が‥
    上がれるかしら?
    なんて考えてしまいます(笑)

    利家さまの載せていただいた写真を見たら行きたい気持ちの方が強くなります。
    上がらなくても外からでも充分に楽しめそうですね。

    どこから行こうか悩んで悩んで終わってしまいそうです(笑)
    まずは行動からですね。
    まずは一歩前に進みたいです。

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