惣平の窓 番外編!

名古屋紹介

 

惣平の窓では、

拙者惣平が、名古屋の地下鉄籠に乗り、

たどり着いた駅の周辺や、

駅から少し離れたところを探索し、

皆様に紹介をしていきまする!

名古屋市内を制覇してみせまする!

しかし、今回は番外編でございまする!

 

此度は番外編!

 

皆様!

拙者、惣菜の惣に平で惣平でございまする!

 

此度の惣平の窓は、

いつものように駅周辺を探索するのではなく、

拙者が紹介したいものを、拙者なりの感想を交えつつ、

皆様にお伝えするものでございまする!

 

此度拙者が皆様に紹介するのは、

「ホテルナゴヤキャッスル」内にある、

日本料理「西の丸」様にて食すことのできるあの御膳でございまする…。

 

惣平、「春姫御膳」を食す!

 

拙者、やっと日本料理「西の丸」様にて、

「春姫御膳」を食して参りました。

「春姫御膳」とは、我ら名古屋おもてなし武将隊の

徳川家康様が、

日本料理「西の丸」様と2015年より共同戦線を張り、

戦国の戦を主題とした御膳を月替わりにて提供しているものでござりまする。

 

七月は「賤ケ岳の合戦」を主題としておりましたが、

八月は時をもう少し進めて、

 

春姫御膳

~慶長出羽合戦~

天を揺るがす東北の関ヶ原

交錯する戦略が加速させし、歴史の扉

 

と銘打ち、慶長出羽合戦を主題とした御膳となっておりまする!

 

では、食事に進む前に、今回の題目となった、

慶長出羽合戦について少し話をしていきまする。

 

慶長出羽合戦とは

 

慶長出羽合戦とは、

慶長五年(一六〇〇年)

上杉家最上家が争った、

東北の関ヶ原とも言われる大きな戦のことでございまする。

 

この時の上杉家当主は上杉景勝様でございまする。

東北の地に一二〇万石を有し、五大老にも名を連ねる大大名でございました。

それに対する最上家当主は最上義光様でございまする。

伊達政宗様の叔父にあたり、

景勝様と同じく東北の地にて二〇万~三〇万石ほどを有しておりました。

 

なぜこの両家が争うことになったかというと、

この時、景勝様と徳川家康様との関係が悪化しており、

家康様が上杉家討伐のために動かれたのでございまする。

この上杉家討伐の際に、家康様は義光様を主将として、

東北の徳川派の諸将様たちに参戦するように要請をしていたのでございまする。

しかし、ここで事態が急変いたしまする。

西で石田三成様が挙兵をされたため、家康様は急遽反転し、

そちらの対応に向かわれたのでございまする。

 

こうなると状況が大きく変わり、

家康様が参戦されぬ事により、義光様は孤立され窮地に立たされてしまいました。

それに対し、景勝様は、義光様を討てば後顧の憂いが無くなり、

家康様との決戦に総力をもって向かうことができるようになるという状況。

 

これを好機とみた景勝様は、最上家討伐の指揮を重臣である直江兼続様に託し、

義光様との戦を行うのでございまする。

数で勝る上杉軍でございましたが、最上軍の兵に地の利があり、

さらに伊達政宗様の援軍も到着し攻め切ることができずにおりました。

一進一退の攻防をしているうちに両軍に石田三成様敗北の報が届きまする。

これを受け、直江兼続様は自害をしようとされましたが、これを

我らが前田慶次様が止められるのでございまする!

その後、慶次様の活躍もあり上杉軍は無事に撤退をすることができました。

この時慶次様の年齢は五十八歳でございました。

 

この後、上杉家は三〇万石に減封され、最上家は五七万石に加増されました。

勝敗こそ着かなかったものの、はっきりと明暗が分かれる結果となったのでございまする。

 

以上が、慶長出羽合戦のおおまかな内容でございまする!

話を「春姫御膳」に戻しましょう。

 

実は…!

 

皆様ご存じだとは思いますが、実は、この「春姫御膳」…、

食べられるのは今月いっぱいまでなのでございまする…。

 

というのも、この日本料理「西の丸」様が入っているホテル、

「ホテルナゴヤキャッスル」が今年の九月三〇日をもって一時休館となりまする。

建物の老朽化もあり立て直しを計画、次は二〇二四年度の開業を目指されておりまする。

 

故に来月は、「春姫御膳」などのいつもの品は用意せずに、終焉用の限定品になるとのこと。

そちらも気になりまするが、今月を逃すとしばらく食べることが叶わなくなってしまいまする。

食べてみたいと思っていた方、一度も食べたことがない方、最後にもう一度食べたい方、

皆様この機会を逃すことなく食べに来てくださりませ…!

 

さ、長々と話してしまいました!

早速、実食に移りたいと思いまする…!

 

まずは、席について…

 

席には美しい花が添えてあるのう…。

 

おお!真ん中に堂々と書かれた「春姫御膳」の文字!

両脇を挟むは、

上杉家家紋「竹に雀」!(左)

最上家家紋「丸に二両引き」!(右)

下には、此度の題目の説明が書かれておりまする。

心が躍って参りました!

 

ぬ!なんじゃそなたらは…!

亀と鶴…?どっから来たのじゃ?

 

此度はここまで!

 

ここまでじゃ…!

今回は、春姫御膳の説明が多くなりすぎました…!

故に、実食の感想は次回しっかりと行っていきたいと思いまする。

写し絵もたくさん撮ってきましたぞ!

皆様、楽しみにお待ち下され!

次回に続く!

 

小さい角

 

皆様、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

小さい角(※つのでも可)でございまする。

ここは、拙者が現世にて学んだことで役立つしれないことを皆様にお伝えする場でございまする。

 

今回お伝えするのはこちら、

「漸次」

皆様、読み方は分かりまするか?似た読み方の漢字に注意ですぞ!

答えは「ぜんじ」でございまする。

 

意味は「次第に、段々と」でございまする。

似た読み方の漢字に「暫時」(ざんじ)というものがおりまする。

こちらの意味は「しばらくの間」でございまする。

書物などで以外に見る機会があるやも…?

 

小さき角(門)では小さき福が「漸次」増えておりまする…!皆様に良きことがありますように!

此度は長くなった故に良きところで引っ張る形となりました!

次回もぜひ読んで下され!

陣笠隊惣平

 

コメント

  1. 相州姥桜 より:

    惣平さん、こんばんはー。
    春姫御膳、遂に召し上がったのですか!?羨ましい限りにございます。
    今月いっぱいで暫くお休みに入る前に慶長出羽合戦を取り上げて下さるとは、東北好きとしては嬉しい限り。最上義光様は痛恨のしくじりもありますが、もう少し評価されても良いお方ですのでご紹介下さって嬉しいです。

    肝心のお料理は次回?
    「漸次」公開ですね(笑)
    「暫時」待ちましょう(笑)
    楽しみにしております。

  2. あっ より:

    惣平さんこんばんは!
    おーっもう行かれたんですね!いいなあ。私はいつも春姫を一緒に食べてる人と今月なかなか予定があわなくて調整中です。
    まさかの…御膳紹介の前に「待て、次回!」になるとはっ(笑)
    いつもどんなお料理か楽しみにしてるので、次の更新前に私も食べに行かなきゃですー!
    漸次…人の名前みたいですね笑

    • ぱらい より:

      惣平さん、春姫御膳のお知らせありがとうございます。
      武将様の来店イベントが無くなったら、武将隊からのお知らせが無くなって冷たいなと思っていたので、月の早い内のお知らせが嬉しいです。予約しました。
      驚くほど長~~~く続けてくれたこの企画が終わってしまう淋しさを、誰にもちゃんと伝える事ができなく終わりそうで、いっそう淋しいです。
      ブログに書いてくれて、有り難いと思います。
      好奇心旺盛な惣平さんには、ぜひ閉館までにラウンジウィンザーのアフタヌーンティーセットも食べて欲しいです。いいお値段ですが、それにしかない感動が!
      漸次、見たことも聞いたことも無かったです。

  3. さち より:

    惣平さん、こんばんは。

    今回は春姫御膳ですか!
    7月はもう残り少ないので、2度も食べてしまいました…

    歴史に疎い私としては慶長出羽合戦の事を知って食べに行けるので、勉強になりましたしとても有難いです!
    慶次様がその様なご活躍をなさっていたとは…←知らなすぎ

    春姫御膳の実食は次回ですね。
    楽しみにお待ちしておりますー。

    ぜんじ…やっぱり読めませんでした…
    忘れそうだけどちゃんと覚えます…!

    小さき福が漸次増えていれば…週末の演武も叶いますでしょうか?できると良いなぁ。

    此度も日記帳の更新、ありがとうございました。
    惣平さんも程よく甘味を召し上がって、良き夜をお過ごしくださいね。

  4. りーくん より:

    惣平さん
    おはようございます。

    8月の春姫御膳を召し上がったのですね。
    いかがでしたか?
    ・・・と、実食内容は次回ですね(笑)。

    慶長出羽合戦の御説明もありがとうございます。
    戦国時代の東北の歴史は詳しくなく、
    やまがた愛の武将隊様の御関係も疎かったので、
    惣平さんの解説がとても有り難かったです。

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