蘇りし日は桜満開

日記

みなさま、こんにちは。

陣笠隊のなつでございます。

私ごとではござりまするが、本日で現世に蘇りて丸九年と相成りましてござりまする!

蘇った日は桜が綺麗に咲き誇っておったこと、たくさんの方に迎えていただいたことは今でも覚えておりまする。

今年も桜が綺麗に咲いておりました。今年の本日四月十三日はすでに桜はおらず、藤の花が咲き始めておりまする。

今思えば、出立という別れを経験され寂しい思いをされたみなさまに迎えていただけたことは簡単なことではなかったであろうと想像いたしまする。

長く現世におりますると「年が明けるのが嫌だ」「三月は寂しい気持ちが蘇る」「桜を見るのが辛い」という声も多く耳にするほどに、日頃援軍してくださる家臣のみなさまは心を砕いてくださっておるのだと知りました。

それでも、みなさまは桜が咲いた後の桜吹雪が見られるころにも会いに来てくださりまする。藤や躑躅が美しく咲き、若葉の木陰が心地よい頃、葉が紅くなり名古屋城が白く染まる時にも同じ空気を感じてくださっておりまする。

こんなにも嬉しいことが他にありましょうか。

出立はきっと何度経験しても慣れるものではござりませぬ。

名古屋城に会いに来てくださった方にはお伝えいたしましたが、みなさまは何度でも立ち止まり、振り返って思い出し、懐かしんでくださりませ。我らは進まねばなりませぬ。故に我らの分まで、幾度でも。「あんな話したな」「こんな景色を一緒に見たな」と名古屋城内だけではなく、遠征先にもたくさんの思い出があるかと存じまする。

それらを思い出しておいでの間に、我らは思い出を増やせる用意をいたしまする。

流行病の影響を受けて登城できず、家臣のみなさまはもとより、武将様や陣笠隊の面々にも会えずに絡繰に向かって話すばかりの日々もござりました。

そこから、再び登城が叶うようになり、登城してくださるみなさまとの交流も少しずつではござりまするが進んでまいりました。この写し絵のように今年の桜が満開となった頃には、名古屋城に足をお運びくださった方が二万人を悠に超える日が続いたりと賑わいを取り戻してまいりました。

ご来城くださる方との交流をまた楽しめる日々になりつつありまする。

此度は桜の写し絵を見ながら、わたくしが蘇った日も斯様であったかなと遠い記憶に思いを馳せておりました。

長く家臣として援軍してくださっておる方、最近援軍してくださるようになった方、一度遠のいてしまったけれど見かけたら声をかけてくださる方など、我らの周りには援軍してくださる方が多いのだと実感するに至りました。

みなさまからの想いを有難く受け、名古屋おもてなし武将隊の名前や姿がみなさまものとにより多く届くように励もうと決意を新たに致しましてござりまする。

足軽一人では何もできませぬが、名古屋おもてなし武将隊にわたくし なつ を迎えてくださった懐が広く愛情深い家臣のみなさまの援軍があれば、敵わないこと、叶わないことはござりませぬ。

明日からは十年目となりまする。現世を如何に面白く生きようか、みなさまと如何に面白きことが出来ようかと様々考えて参りまする。

春夏秋冬、余すことなく良き刻を過ごしましょうの!なつは十年目も励んでまいりまする!!

名古屋おもてなし武将隊 陣笠隊なつ

なつInstagram:https://www.instagram.com/ngy_natsu/

コメント

  1. より:

    なつさん蘇って下さって現世に来て下さってありがとうございますの日ですね。

    なつさんが二の丸広場に初めて立って挨拶された姿は今でも記憶にあります。

    十周年イヤーという事でなつさん囲んで女子会やりたいですね。
    和菓子でも洋菓子でも兎に角美味しい物食べながら。
    あっっ!浴衣姿見たいです、なつさんの(まだ諦めていない笑)
    浴衣女子会って事でなつさんだから夏に開催。

    今日の日記に涙腺じんわりしたのを誤魔化すかの様にわちゃわちゃ書きましたが、今年も宜しくお願い致します。

  2. より:

    なつさん

    蘇って九周年、おめでとうございます。何よりもありがとうございます。
    なつさんが蘇ったころから十年。私自身も新しい家族ができたり大きく環境も変わりました。たくさんの出会いと別れがありました。その度に、寄り添った温かい言葉をかけてくださったなつさんにどれだけ心を軽くしていただいたことか。
    4月を迎えるたびになつさんに「今年もいてくださってありがとうございます」とお伝えするのが私の中で恒例となっているんです。やっぱり大変なことも多いと思います。そんな中で十年!!共に現世を生きてくださって感謝です。

    11/3を迎えるたびになつさんとは「おめでとう」を言い合いますね。「ありがとう」ではなく「おめでとう」と返してくれる、そんななつさんのお心に毎年グッときます。
    なつすたぐらむでも素敵な写真をありがとうございます。感受性豊かななつさんの着眼点に、なるほどー!と楽しく拝見しています。
    これからも明るく逞しく戦うなつさんを見習って私も戦働きがんばりますね。まだ舞台の感想もなつさんにお伝えできてないのでまた改めてお手紙します!

    日記ありがとうございました。なつさんが蘇った頃の情景が懐かしく思い出されました。これからもよろしくお願いします。

  3. 良子 より:

    なつさん

    おはようございます。
    十年目翌日の朝です。

    長くもありあっという間だったことでしょうか。
    おなごの陣笠さんとお話好きな武将さまが話されてた時は
    おのこの中で頑張ってほしいと思ったのを覚えてます。
    満開の桜を見ると淋しくもあり希望もありです。
    たくさんの思い出を作って笑って笑って進んでいきましょう。

    十年目おめでとうございます。
    これからもよろしくお願いします。

  4. おかん より:

    なつさん

    いつも元気と笑顔と幸せ、そして写し絵をありがとうございます!

    なつさん、現世に蘇りて丸九年、お疲れ様で御座いました。

     
    「 腹が減っては戦が出来ぬ、私の料理で百人力! 」

    その通りで御座います!

    なつさんの御料理の御蔭で九年間続いて参りました。

    まだまだ戦は続きまする故、

    これからもどうぞよろしくお願い致しまする!!

    今日という日にありがとう!!

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