惣平の窓 続・番外編!

名古屋紹介

 

惣平の窓では、

拙者惣平が、名古屋の地下鉄籠に乗り、

たどり着いた駅の周辺や、

駅から少し離れたところを探索し、

皆様に紹介をしていきまする!

名古屋市内を制覇してみせまする!

しかし、此度も番外編でございまする!

 

あいさつ

 

皆様!

拙者、惣菜の惣に平の惣平でございまする!

 

お待たせいたしました…。

此度の惣平の窓は、

前回紹介した

「春姫御膳」実食編でございまする!

前回の拙者の名古屋紹介を見ておらぬというものは、

こちらからぜひ読んでみて下され!

此度の「春姫御膳」の題目「慶長出羽合戦」についても紹介をしておりまする!

 

さ、あいさつはほどほどにして、

早速、本編に参りましょう!

 

では、席に着きまするぞ!

 

席に着くと、このような紙が添えられおりました。

真ん中には「春姫御膳」の文字が書かれており、

両脇には、

上杉家家紋「竹に雀」(左)

最上家家紋「丸に二両引き」(右)

が描かれておりました。

下に書かれておるのが、此度の題目である、

「慶長出羽合戦」についての紹介でございまする。

こちらをじっくりと読み、

どのような料理が出るのかを予想するのも面白いやもしれませぬ。

 

予想したらば、答え合わせ!

裏面が、お品書きになっておりまする。

全ての料理が武将様になぞらえて作られており、

どのような意向があるのかがわかりやすく説明されておりまする。

一つ一つを読むたびに、

これから出てくる料理への期待が高まっていきまするぞ!

 

そして、此度はこのような紙も一緒に添えられておりました。

な、なんと!

蘇って間もない拙者の名前も載っておりまする!

拙者は、まだまだ関りが少ないゆえにわからぬことも多くござりまするが、

それでも、「西の丸」様と共に歩んできた道のりは、

名古屋おもてなし武将隊にとっても「宝」となっているに違いありませぬ…!

必ずや、再び、共闘いたしましょうぞ…!

 

下の紙は飲み物の品書きでございまするな!

拙者、酒はあまり得意ではないゆえに、酒の入っておらぬ

「百花繚乱」

を注文いたしまする!

 

これが「百花繚乱」…!

信長様、秀吉様、家康様を模したというだけあって、

見た目からして豪勢でございまする…!

…これは…!

金箔が浮いておる!

持ち手には大輪の花も…!

よし、まずは一口…。

…うまい!!

とても爽やかでこの暑さに合っておりまする!

そして、金箔がうまい!!…気がする!

初めて金箔を口に入れましたが、

金箔でうまみが増しておるようなそのような気がいたしまする!

うーむ、うますぎて一口のつもりが料理が来る前に全て飲んでしもうた…。

 

「うぇるかむどりんく」から「先付」

 

ん?またもや飲み物が運ばれてきましたぞ?

これは、品書きによらば「うぇるかむどりんく」なるものか…。

ん…!?

この味は梅か!こちらも何とも爽やかな味わい…!

中には、梅の花を模した寒天も入っており、見た目も可愛らしい物となっておりまする!

…すぐなくなってしもうた…。

陣笠いっぱい飲んでみたいのう。

 

お!そうこうしておるうちに料理が運ばれてきましたぞ!

これは、「先付」じゃな。

説明書きによらば、上杉軍が出陣の際に食していたものとのこと…!

これが上杉兵たちが食べておった味なのか…。

…うまい…、とても涼しげで食べやすい!

凍り豆腐によく味が染みており、噛めば噛むほど冷汁のうまみが出てきまする。

豆もやしとは、かようにうまいものなのか…、

なんということじゃ…、拙者、もう普通のもやしに戻れませぬ…。

上杉兵、強いはずじゃ…、こんなうまいものを戦の前に食べておったとは…。

…「手取川の合戦」を思い出すのう…。

 

うますぎてすぐになくなってしまう…!

次の料理は何が来るのかのう!

 

白木九枡弁当箱

 

おおお…!

な、なんじゃ!この美しい弁当箱は…!

楽しい…!食事がこんなにも楽しいものだとは、初めての体験じゃ…!

 

亀と鶴がおるが、これは器か…?

中には、いくらとまぐろが入っておりました。

 

さぁ、どれから食べようか…?

この「愛」の字は、直江兼続様では…!?

よし、これから食べていきまする。

うまい…!

この茄子、ただの茄子にあらず…!

茄子山椒煮になっておりまする…!

これは、兼続様が

「食事は御飯と山椒三粒で十分」

とおっしゃられたことが由来となり作られた一品。

茄子と山椒がこんなにも合うものだとは存じませんでした。

皆様も、試していただきたい組み合わせでございまする!

 

次は、この卵焼きじゃ!

この卵焼き、韮(にら)を巻いて焼いておりまする。

この一品は、小野寺義道様を題目としているのでございまするが、

義道様が治めた横手城は、敵が斜面を登りにくくするために、

韮が植えられており、別名「韮城」と言われていたことが由来となっておりまする。

韮の風味が合わさり、いつもとは違う卵焼きを楽しむことができまするが、

拙者が驚いたのは、実は添えられていた枝豆の方でござりまする。

この枝豆、品書きで見ると「山葵(わさび)枝豆」と書かれており、

食べると山葵の風味がしっかりとついており、

珍しい味を楽しむことができまする!

…うますぎて、全て一口で消えてしまう…。

 

次はこれじゃ!

「泥大根」!!

この一品は前田慶次様を題目に作られておりまする!

慶次様が、上杉景勝様に仕える際、自分自身を

噛めば噛むほど味のある「泥大根」に例えられたことが由来となっておりまする。

そして、この一品は誠に噛めば噛むほど味が出まする!

芯まで味噌の味が染みており、あまりのうまさに

噛むことを忘れていっぺんに飲み込んでしまったほど!

ぜひ、皆様はしっかりとよく噛んで最後まで楽しんで下され…!

 

さぁ、次は…、

といきたいところでございまするが!

ここで拙者が全て紹介してしまっては、

皆様の楽しみを奪ってしまうというもの!

「白木九枡弁当箱」に関しては、紹介はここまでとさせていただきまする…!

 

はー、うまかった!

 

別盛

 

別盛は、てんぷらでございまする!

 

立派な海老でございまするな…!

何やらこの海老天ほんのり赤いような…?

この海老天の題目は、「助太刀前田慶次様」でございまする!

慶次様と言えば、「朱槍」でございまする。

その朱槍を海老天で模すために、紅ショウガをまとわせて揚げた一品。

サクサクとした衣に紅ショウガが加わり、

普通の海老天とは違う味わいを楽しむことができまする!

 

ん?海老天の下にもう一つてんぷらが隠れておった。

これは、「太刀魚梅紫蘇揚げ」じゃな…!

上泉泰綱様を題目とした一品でございまする。

泰綱様は会津一刀流剣術の開祖であらせられるが故に、

刀に似た太刀魚を使ったてんぷらとなっておりまする。

実は拙者、此度の御膳の中で、この太刀魚のてんぷらが一番うまいと感じました…。

脂がしっかりと乗った太刀魚と、巻いてある梅紫蘇が信じられぬほどに合う!!

太刀魚の脂のうまさが梅紫蘇の爽やかさによってより引き立つのでござりまする!

ぜひ、皆様にも食べていただきとうございまする!!

 

 

食事

 

ここで米でございまするか!

これは、「かて飯」というのか。

慶次様が、景勝様に振舞われた料理とのこと。

根菜が入っており誠にうまそうじゃ!

しっかりと味わって食べなければ…、

 

はっ…!

あまりのうまさにすぐに食べてしもうた…。

みそ汁は赤味噌でなく、米沢味噌でござりました。

飲みやすく、一気に飲み干してしまった…。

 

腹具合もちょうどよくなってきたところで、

次が最後でございまする。

 

水物

 

最後は「蜜豆」でございまする。

 

こちらは、

「面は馬のごとく、黒子多くして黒大豆を蒔たる如く」

と言われた、水原親憲様の容貌を由来とした一品。

西瓜や、柿、寒天が入っており夏にふさわしい涼し気なものとなっておりまする。

そして、主題ともなっておる黒豆が誠にうまい…。

驚くほど甘く、黒豆の風味をしっかりと味わうことができまする!

下に敷かれた紙には「千秋楽」の文字が書かれておりました。

これが最後だと思い、すぐに飲み込もうとするのを我慢し、

しっかりと噛みしめて食べもうした。

…それでも叶うなら、あと十杯は食べとうございまする…!

 

 

最後に

 

誠に全てがうまく、大満足の内容でございました。

これが食べられるのが、今月いっぱいということが残念でなりませぬ…。

 

これにて、「春姫御膳」は一旦、終わりの時を迎えるのでございまするが、

「ホテルナゴヤキャッスル」様は二〇二四年に再開の予定でございまする!

まだ、どうなるかは分かりませぬが、

我らは、再び「西の丸」様との共闘を願っておりまする!

その時までしばしの別れ!

まだ食べられていないという方はこの時を逃すことなくぜひ食べに来て下れ!

昨今の事情により食べに来ることが難しい方もいらっしゃるはず。

その方たちは、いずれ来るかもしれぬ再会の時をお待ち下され…!

その時が来たならば、皆で祝い、うまい物を食べましょうぞ!

 

それでは、「西の丸」様、此度は誠にありがとうございました。

ごちそうさまでした。

 

小さい角

 

皆様、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

小さい角(※つのでも可)でございまする。

ここは、拙者が現世にて学んだことで役立つしれないことを、

皆様にお伝えする場でございまする。

 

今回は、いつもと趣向を変えまする。

「かんぺき」

皆様、間違えずに漢字で書くことはできまするか?

案外、覚え違いをしておるやもしれませぬぞ?

答えは「完璧」でございまする。

 

「完」は良いとして、問題は「璧」でございまする。

「壁」ではなく、「璧」でございまするぞ!間違われた方、気を付けなされ!

この「璧」という字、訓読みでは「たま」と読むとのこと。

これで、皆様「完璧」に覚えられたと思うので、次は間違えてはなりませぬぞ!

 

小さき角(門)では小さき福が暑がっておりまする…!皆様も暑さに気を付けて!

それでは、これにて失礼いたしまする。

陣笠隊惣平

 

コメント

  1. ぱらい より:

    惣平さん、春姫御膳の詳しい紹介ありがとうございます。
    この前食べに行きました。
    カクテルを作ってくれてる人に惣平さんが食べに来て、ブログに書いてくれてる事を伝えました。そしたら「えー!何で私のいない日に‼」と、ものすごく残念がっていました。
    2012年10月から「将軍家康の~」シリーズが始まり、2014年5月から「春姫御膳」で、武将様来店イベントは74回。
    武将隊の皆様の名前を書いてくれた「春姫御膳完結」の文は泣けます。こんなに長く続けてくれたいいイベントが終わってしまうのが淋しいです。
    来店イベントの40回は家康様。最初からの家康様はお忙しく食べに行かれなさそうなのが残念ですが、惣平さんが食べに行ってブログに書いてくれて本当に嬉しいです。
    ただ、「二の丸」でなく「西の丸」です!
    私はブログのコメントをめーったにしないのに、惣平さんのブログは「しなくちゃ!」と思う内容が多くてコメントしてますが、そのご縁でか、リターンの団扇は惣平さんのでした。すごい素敵なので嬉しいです。ありがとうございます。

  2. 相州姥桜 より:

    惣平さん、こんばんはー。
    やっぱりどうしても行かれそうにないので、惣平さんと一緒に食べたつもりで『春姫御膳』いただきました。
    一つ一つに物語があって、目でも舌でも何度も美味しい御膳なのですね。
    再開の暁には何としても本物をいただきたいと思っております。
    その時は親しい方とお喋りも楽しみながらいただけるようになっていますように。
    疫病退散!

  3. さち より:

    惣平さん、こんばんは。

    春姫御膳…早く食べたい!
    西の丸さんの心遣い、嬉しいですね。
    私も締め括りに惣平さんのお名前が載っていて、とても嬉しいです。

    鶴と亀は器だったのですね、可愛らしいし縁起が良い!

    私はこれから食べに行くので、各武将様になぞらえたお料理の数々、予習させて頂きました。(苦手なものがあったのであれは変えてもらおう…笑)

    また、ナゴヤキャッスルが新しく生まれ変わった際は、西の丸さんと共闘できたら嬉しいですね。
    私もそんな日が再び来るように、心から願っておきます。

    小さい角…
    今回は大丈夫でした!私、ちゃんと書けます!笑
    でも、勘違いしやすい漢字ですよね。

    此度も日記帳の更新、ありがとうございました。
    明日はとても暑そう…小さき福が暑がっていたら…仰いであげようと思います。
    ではでは、おやすみなさいませ。

  4. りーくん より:

    惣平さん
    おはようございます。

    春姫御膳実食編(食レポ)、
    お疲れ様でございました。

    私も今月の春姫御膳をいただきましたが、
    とても美味しかったですよね。
    全てのお料理に意味があって、
    さらに美味なることこの上なく、
    最高の時間でした。
    惣平さんはどのお料理が気に入られましたか?

    西の丸さんのこれまでの
    武将隊に対するお心遣いも、
    感謝の限りです。
    いつかまた西の丸さんのお料理を
    武将隊の皆様と楽しみたいです。

  5. ナオ姉(おなお) より:

    惣平さん、こんばんは。
    一日遅れではありますが、どうしても御礼を申し上げたくてコメントいたします。

    西の丸さんからの春姫御膳完結のメッセージ、見せてくださってありがとうございました!家康様との共闘が始まった頃から、毎回今月はどんなお料理だろうか、と楽しみに伺っておりました。改装前の最終回まで行く気満々でしたが、江戸に住まうために名古屋に伺えなくなって早半年…。すっかり諦めておりましたが、西の丸さんの最後のお気持ちを目にできて嬉しかったですし、惣平さんの丁寧で面白い食レポに、私も春姫御膳を楽しむことができた気分です。

    改装の暁には、また武将隊と西の丸さんの御縁があったら良いですね(*^_^*)
    嬉しい日記をありがとうございました!

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