惣平、生き様に学ぶ! ~西国の謀神~

日記

 

この日記帳では、拙者足軽の惣平が、

武将様のような立派なもののふになるべく、

武将様の逸話や名言、「生き様」を皆様に紹介すると同時に、

拙者自身も学んでゆき、少しずつ成長する様子を書き記していきまする。

夏を超えて少し強くなった気が…?

 

あいさつ

 

皆様!こんにちはじゃ!

惣菜の惣に平で惣平にございまする!

 

葉月も本日で終わりでございまするな!

葉月と言えば、

「円頓寺商店街盆踊り大会オンライン

踊る阿呆に視る阿呆歌う阿呆に打つ阿呆~」

にござりまする!

 

配信は昨日までにございましたが、

阿呆になって楽しむことはできましたでしょうか?

まだまだ、踊り足らぬという方も多いとは思いまするが、

その気持ちは来年までとっておき、来年は必ずや、

皆で櫓を囲って踊り狂いましょうぞ!

拙者も、その時を今から楽しみにしておりまする!

 

その時に、さらなる阿呆として皆を大いに楽しませるために、

これからも精進してまいりまするぞ!

さぁ、今回、学ぶ武将様は…

 

毛利元就様

 

此度は、「稀代の謀将」こと、

毛利元就様

から学んでいきとうございまする。

 

毛利元就様といえば、波乱万丈な幼少期を過ごすも、

その類まれなる頭脳と策略にて、

一代で中国地方を支配された武将様でございまする。

 

上杉謙信様が戦の神、「軍神」と称されるならば、

元就様は謀略の神、「謀神」と称されるお方でございまする。

 

安芸の国にて一四九七年(明応六年)に誕生され、

信長様よりも、三十七歳ほど年上でございました。

そして、「延暦寺焼き討ち」のあった一五七一年(元亀二年)、

七十四歳にてこの世を去ったのでございまする。

拙者より、長生きでございまする…!

 

元就様と言えば…!

 

元就様で一番有名な逸話と言えば、

三本の矢

の話でございまする。

 

元就様は、ご自身の死期が近いことを悟り、

三人のご子息を枕元に呼ばれたのでございまする。

 

毛利家嫡男であらせられる、毛利隆元様

両川と名高い、吉川元春様

同じく両川を担い、後に豊臣政権を支えていくこととなる、小早川隆景様

 

元就様は、一人ひとりに矢を一本ずつ渡し、折るように言われました。

簡単に矢を折ってみせたお三方に、次は三本束ねた矢を折るように言いました。

お三方は折ることができず、その姿をみて元就様は

「一本では、脆く折れてしまう矢も、

三本束ねれば、折ることができぬほどに強固になる。

兄弟で結束することを決して忘れてはいけない。」

とおっしゃったと言われておりまする。

 

ご子息たちはこの教えを守り、

元就様亡き後も、家同士で争うことなく、

その強大な力を維持し続けたのでございまする。

 

百万一心

 

元就様の教えは、家中だけではなく、

その国に住まう人達にも広く浸透していきました。

それが、

「百万一心」

でございまする。

 

この四文字は「ひゃくまんいっしん」と読んで正しいのでございまするが、

実は、意味は「ひゃくまん」ではないのでございまする。

どういうことかというと、

「百」を分解し、「一 日」

「万」を分解し、「一 力」

これをつなげて、

「一日一力一心」

「いちにち、いちりき、いっしん」

とすることが正しい意味なのでございまする。

 

この言葉がどういった意味を持つかと言うと、

「小さな力でも、毎日、皆が心を一つにして事にあたれば、

大きな力となり不可能はなくなる」

という意味にございまする。

 

元就様は、民が結束し、心を一つにして国を支えてほしいという思いがあり、

その思いを「百万一心」という言葉にし広めたのではないでしょうか。

 

人柱の代わりに…

 

元就様は民一人ひとりをとても大事にされておりまする。

そのことがよくわかる、このような逸話が残っておりまする。

 

戦国の世では、築城する際に人柱を立てることがありました。

安芸国にある郡山城を要塞化する際に、人柱に巡礼の少女が選ばれたのでございまする。

しかし、元就様は生きた人間を人柱にすることを許されませんでした。

そして、巡礼の少女の代わりに「百万一心」と彫った石を埋めるよう命じられました。

人柱を立てるよりも、一人一人が協力しあう力の方が強く、意味のあるものだと説き、

団結の大切さを「百万一心」の四文字にし、これを本来人柱を埋めるはずだった石垣の裏に

埋め込んだのでございまする。

これにより、人柱という犠牲を出すことなく無事に築城をすることができたのでございまする。

 

誠に名君でございまする…。

実は、この「百万一心」の原石は行方不明となっており、拝見することが叶いませんが、

今も、元就様の墓前には「百万一心」と彫られた石碑が立っているのでございまする。

 

拙者も挑戦!

 

実は、拙者、最近この「百万一心」を経験しているのでございまする…!

 

それは、

今回の盆踊り大会オンラインの「くらうどふぁんでぃんぐ」でございまする…!

 

皆様、一人ひとりの力が合わさり誠に強大な力となって、今回、開催をすることが叶いました。

これぞまさに「百万一心」…!

もちろん皆様の力は小さき力ではありませぬ!

しっかりとした思いと力を我らは感じました。

 

拙者はまだ小さき力ではありまするが、武将隊で力を合わし、

「百万一心」の心で、皆様に大きな感動をお返しできるように努力を重ねていきまする…!

 

そして、現在、日ノ本は大変な時ではございまするが「百万一心」の心で乗り越えましょうぞ!

日ノ本の皆様が名古屋城に来られるのを心待ちにしておりまする!

 

小さい角

 

皆様、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

小さい角(※つのでも可)でございまする。

ここは、拙者が現世にて学んだことで役立つしれないことを、

皆様にお伝えする場でございまする。

 

今回お伝えするのはこちら、

「屯する」

皆様、読み方は分かりまするか?

答えは「たむろする」でございまする。

 

意味合いとしては、

・人が群れ集まる

・兵隊が群れ集まる

とのこと。

 

現世だと、やや印象の悪い言い方やもしれませんな。

ん?我ら陣笠が陣所に集まることも「屯」するということか…!?

 

小さき角(門)で小さき福が屯しておるぞ!注意せねば…!

皆様に良きことがありますように!

それでは、これにて失礼いたしまする。

陣笠隊惣平

 

コメント

  1. 相州姥桜 より:

    惣平さん、こんばんは~。
    名古屋の最高気温予想を見ていると心配になる今日この頃です。
    暦は長月に入りますが、まだまだお気を付けて。

    さて此度は…毛利元就様でしたか!
    一説には百歳を過ぎておいでだったとも。謀神とは現世ではやや悪い響きにも聞こえますが、凄まじく頭の良い方だったろうと思います。加えて慈しみのお心ももっておられたのですね。
    毛利が一目おかれる存在であり続けた理由が解る気がします。

    盆踊り大会オンラインも楽しい3日間でした。クラウドファンディングに協力した我等も、武将隊の皆様も、その他開催に力を尽くされた方々全ての百万一心でしたね。この想いを屯して来年へ繋げましょう!

  2. さち より:

    惣平さん、こんばんは。

    今年の夏は短いですが暑かったから、きっと身体も耐性がついて強くなった…はずです!

    盆踊り、配信でしたが楽しませて頂きました。来年は西の丸に櫓を立てて、名古屋城に見守られつつ、みんなで集って踊りたいものですね。

    百万一心にその様な読み方があったとは…
    百万一心といい、人柱をお許しにならなかった事といい、元就様は民の気持ち、家臣の気持ちのわかるお方だったんですね。
    クラウドファンディング!まさに現代の百万一心ですね。

    流行病はとても大きな敵なので、思い合って助け合って、百万一心で乗り切らねばなりませんね。

    屯する…確かに駐屯地とか言うのはそういう事かー。
    読めませんでしたが勉強になりました!

    小さき福が屯していたら…何かかわいいな。笑
    惣平さんにもたくさん良い事ありますように。

    では、此度も丁寧な日記帳の更新、ありがとうございました。
    それではおやすみなさいませ。

  3. りーくん より:

    惣平さん
    おはようございます。

    謀神、毛利元就様、
    信長様も一目置かれる御方で、
    時代が少し違っていれば
    天下人に近しい御方だったかもしれませんね。

    現世でも広島の武将隊
    安芸ひろしま武将隊に元就様がいらっしゃいます。
    民の心を掴む掌握術はやはりすごいです。

    三本の矢のくだりは、
    毎月武将隊で清正様が三本の矢を折ったことが思い出され
    フフッと笑ってしまいます(笑)。

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