惣平、生き様に学ぶ ~その虎、決して驕らず~

日記

 

この日記帳では、拙者足軽の惣平が、

武将様のような立派なもののふになるべく、

武将様の逸話や名言、「生き様」を皆様に紹介すると同時に、

拙者自身も学んでゆき、少しずつ成長する様子を書き記していきまする。

秋は食べて食べて蓄える季節!

 

あいさつ

 

皆様!

惣菜の惣に平で惣平にございまする!

 

今月の毎月武将隊も無事に終えることができました!

皆様は良き夜をお過ごしになることができましたでしょうか?

近頃は夜の時間が長くなってきて、風も冷たくなってきておりまする。

そんな日は「BAR HIDEYOSHI」を思い出しながら、

屋敷にて好きな酒を飲むのも乙な物やもしれませんぞ。

 

そして、来月の毎月武将隊は

徳川家康様

前田慶次様

が座長となり、

「はろうぃん」なるものを執り行うとのこと…!

 

第五回 毎月武将隊開催のお知らせでござる!!

 

皆で仮装すると聞いておるのですが、

拙者には何が何やら…。

しかし、家康様と慶次様が行うこととあらば、

派手で、皆が盛大に盛り上がれるものであることは間違いありませぬ…!

ぜひ、来月の毎月武将隊も楽しみにしていて下され!

 

そして皆様は知っておりまするか?

「神無月」は明日からにござる!

誠に時が過ぎるのは早いのう…。

現世は、時の進みが早くなっとるのでは…?

 

CBCラジオ「戦国音絵巻」の初陣を終えて…

 

我ら名古屋おもてなし武将隊は、

毎週月曜日、夜九時より

「CBCらじお」にて

「戦国音絵巻」なる電波戦を行っておるのじゃが、

今週の月曜日、二八日が拙者の初陣にございました…。

ちなみにこの日は陣笠隊踊舞の生誕日!

おめでとうにござる!

踊舞

いつも迷惑かけてすまんな、おぬしには誠に多く助けられておる…!

おぬしの一年がよりよい年になるように拙者も尽力していくでな!

一緒に楽しんでいこまい!

 

…話がずれてしまいました…。

初陣とは言ったが、正確に言うと過去に二回程は出陣しておるのじゃが、

その時は、特別な体制をとっており、普段よりも多い人数での出陣にございました。

ゆえに、他の陣笠の助力のない状態での出陣、

いわゆる「れぎゅらー放送」なるものでの出陣は此度が初にございました…。

 

緊張した…。

その放送を聞いとった者はすぐに察することができるぐらいに緊張しておった…。

口の中がかすかすでところどころ言葉の抑揚もおかしかった…。

しかし、今回の出陣で「こつ」を掴み申した!

ゆえに次の出陣の際は、

もちっと気を落ち着かせ、平常心にて臨みたいと思いまする…!

 

そして、拙者の初陣を祝い激励の矢文を送ってくださった皆様!

誠にありがとうございました!

全ての矢文をしっかりと拝見させていただきました…。

放送内では紹介し切れませんでしたが、誠に励みになりました。

改めてありがとうございまする!

 

さぁ、長くなりましたが、此度も武将様から学んでいきましょうぞ!

 

武田信玄様

 

此度、拙者が学ばさせていただくのは、「甲斐の虎」こと

武田信玄様

にございまする!

 

武田信玄様と言えば、

「軍神」と名高い上杉謙信様の好敵手であり、

織田信長様

徳川家康様など

数々の名だたる武将様が最も恐れられたお方にございまする。

 

信玄様の苛烈な生涯

 

戦国の世の武将様は、波乱万丈な生涯を送られた方が多くございまする。

その中でも信玄様は非情で苛烈な生涯を歩まれました。

 

信玄様の父君であらせられる武田信虎様は、

戦が強く多くの者に恐れられる存在にございましたが、

その性格は暴虐で、農民に対し重い負担を課し、

家臣の方々に対してもひどい扱いをされていました。

結果として、信玄様や家臣の方々との関係が悪化し、

一五四一年(天文十年)信玄様の手によって国外に追放されたのでございまする。

暗君とは言え、実の父君を追放するということに信玄様は何を思われたのでございましょうか…。

 

そして、信玄様が手を下したのは父君だけではございませんでした。

信玄様の嫡男であらせられる武田義信様は、

一五六五年(永禄八年)に信玄様の暗殺計画に関わったとされ、

甲府東光寺に幽閉されるのでございまする。

そして、一五六七年(永禄十年)に東光寺で逝去されました…。

 

父子が己が命運を賭け殺しあう戦国の世ではありますが、

父君、そして自身のご子息をも罰さねばならなかった信玄様は

おそらくは誰よりも平和な世を望んでおられたやもしれまぬ。

 

そして、どのようなことがあろうと前に進まねばならないという強い気持ちが、

信玄様の神がかり的な強さを作ったのでございましょう。

 

そんな信玄様は勝ち方にも深き考えがございました。

 

「戦いは五分の勝ちをもって上とする。」

 

勝ち戦は嬉しいものにございまする!

それも、僅差による辛勝ではなく、圧勝ならばその嬉しさはひとしお!

拙者はそうやって思って今まで生きて参りました。

 

しかし、信玄様は違いまする…。

信玄様ほど、「孫氏の兵法」を学び実践した日ノ本の者はいないと言われておりまする。

そんな思慮深い信玄様の勝利の自論が

「戦いは五分の勝ちをもって上とする。」

にございまする。

これはどういう意味かと言うと、

「戦は、五分五分に近い状態で勝利することが一番よい勝ち方である。」

ということにございまする。

この言葉には続きありまして、

「七分を中とし、十を下とす。」

と続くのでございまするが、「十を下とす。」とは、

圧勝、完勝が一番勝ち方としては良くないと言っているのでございまする。

なぜ、なぜ、僅差の勝利がよく、圧勝が良くないのか。

理由としては主に二つありまする。

一つは、

僅差の勝ちは次の励みになり、

余裕を持った勝ちは怠りにつながり、

圧勝してしまうと驕り高ぶって、次の大敗の下地になってしまうからと、

信玄様は考えておられるのでございまする。

人間、余裕が出ればどうしても怠けてしまうもの…、

その状態だと足元をすくわれかねませぬ。

なので、あえて余裕を持たぬことにより気を張り、

活力を維持したままの状態でいられることが最良と考えられたのでございまするな!

さすがは信玄様…。

勝利は終着点ではなく、次の勝利への通過点に過ぎないからこそ、

勝利によって驕ること、怠けることのないように自身を律されていたのでございまする!

 

そして、もう一つの理由が

信玄様の中で最上の勝利とは「戦わずして勝つ」ことにございました。

政略結婚や同盟を駆使し、相手の力を損なうことなく、

恨みを買うことなく己が力にすることを一番としていたのでございまする。

ゆえに、圧勝して相手を完全に叩き潰してしまうと、

己の物になる力が減ってしまい、さらには多くの恨みも買うことになるので

それは、下策だと思われていたようにございまする。

 

拙者も挑戦!

 

此度の拙者の「戦国音絵巻」による初陣は、

辛勝か、引き分けか、惜敗にございました…。

 

しかし、この結果は拙者の中では「上」とし、

腐ることなく次への励みにしていきとうございまする!

 

常に課題を見つけ、五分の勝ちとすることによって、

驕ることなく、信玄様のように多くの戦に勝利していきするぞ!

 

後は、気負いすぎず楽しんでいきまするぞ!

次の電波戦も、皆様ぜひ聞いて下され!

 

小さい角

 

皆様、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

小さい角(※つのでも可)でございまする。

ここは、拙者が現世にて学んだことで役立つしれないことを、

皆様にお伝えする場にございまする。

 

今回お伝えするのはこちら、

「公孫樹」

皆様、読み方は分かりまするか?

答えは「いちょう」にございまする。

 

実はこのまま読んで「こうそんじゅ」でも正解にございまする!

「こうそんじゅ」は「いちょう」の別名にございまする。

…拙者は「公孫樹」の木よりも「銀杏」(ぎんなん)の方が気になりまするな…。

 

小さい角(門)におる、小さい福も色づいてくる頃にございまする…。

皆様に良きことがありますように!

それでは、これにて失礼いたしまする。

陣笠隊惣平

 

コメント

  1. りーくん より:

    惣平さん
    おはようございます。

    武田信玄様のお言葉や生き様は
    学ぶことが多すぎますね。
    武将としてではなく、
    全ての人に適用するような生き様だと思いました。

    惣平さんにとっての
    戦国音絵巻初陣は「上」となり何よりです。
    戦国カメラマンと言われていらっしゃいましたが(笑)、
    聴き手側からしたら
    一言一句とても聴き取りやすかったです。

  2. 相州姥桜 より:

    惣平さん
    一昨日の戦国音絵巻、れぎゅらあ放送への初陣、お疲れ様でございました。
    聴いておりまして惣平さんが凄く気を付けてお話しされているなぁと思いました。武士語変換や掛詞にも果敢に挑戦されて、惣平さんらしさがよく出ていたと思います。
    これからも惣平さんらしい、楽しい放送を聞かせてくださいませね。

    因みに、武士語は惣平さんに投票しました~♪

  3. さち より:

    惣平さんこんばんは。

    BAR HIDEYOSHIの余韻もありつつ、来月の毎月武将隊もとても楽しみです。

    戦国音絵巻、通常版の初陣もお疲れ様でした。…援軍できず誠に申し訳ございませんでした…!
    次の機会は必ず援軍を!あと…ちゃんと聴きます…

    武田信玄様…勝利の持論は大変勉強になりますね。
    それをすぐに活かす惣平さんも、出世の予感がします!次回の戦国音絵巻楽しみに待ちます。

    いちょう…と入力したら出てきました、公孫樹。知らなかった…
    銀杏は今日ナゴヤキャッスルで頂きました。銀杏の美味しい季節になりましたね。

    本日も丁寧な日記帳の更新、誠にありがとうございました。
    秋の夜長、良き時間をお過ごしくださいませ。

  4. 結月 里洋(ゆづき りょう) より:

    お疲れ様でした!

    次回も、おと絵巻、楽しみにしています♪

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