又左趣記 外伝 荒子観音寺

名古屋紹介

又左趣記 外伝

前田又左衛門記し候

又左趣記 外伝では、又左趣記本編とは別に

此処名古屋の魅力を地元出身の儂、前田利家が伝えて参るでな

荒子観音寺

外伝、記念すべき第一回目は・・・

荒子観音寺じゃ!

この尾張四観音にも数えられる荒子観音寺であるが

正式には浄海山圓龍院観音寺という天台宗の寺で

愛知県名古屋市中川区荒子町字宮窓138に現住所を置いておる

この、荒子観音寺は何を隠そう我が前田家の菩提寺でもあった

そんな我が故郷の象徴を紹介する

本堂

天平元年(729年)に泰澄という人物により開かれた観音寺じゃが

この泰澄、なんと我が領地加賀の白山の開祖とされており、儂個人としては不思議な縁を感じざるを得ない

そして天正四年(1576年)には儂自ら本堂を建て直した

現在の本堂は幾度か建て直され綺麗なもので

荘厳たる佇まいで地域の拠り所となっておる

多宝塔

天文五年(1536年)に再建された荒子観音寺の多宝塔は

現在名古屋市内で最古の木造建築物として国の重要文化財に指定されておる

本来、真言宗の寺院で多く見られる多宝塔が天台宗の圓龍院で見られるのも貴重じゃな

円空仏

円空は江戸期の初め頃、日ノ本各地を転々とした仏師(仏像を造る者)で

生涯十二万体もの仏像を彫ったと言われており、発見された五千体余りの内

およそ千二百体以上の仏像がこの観音寺に所蔵されておる

円空仏の特徴として非常に柔和な顔立ちであると共に、素材を生かした仏様の姿を見ることが出来る事じゃ

まとめ

荒子観音寺では仏教として貴重なものは勿論、歴史的にも珍しいものが沢山見ることが出来る

そして何を隠そう儂、前田利家に非常に縁の深い所も魅力の一つである

皆も是非足を運んで見てちょーよ!

行き方

  • 名古屋市営地下鉄東山線高畑駅から徒歩約9分
  • 名古屋市営バス荒子町停留所または荒子観音停留所から徒歩
  • あおなみ線荒子駅から徒歩約10分

此にて仕舞いじゃ!

前田又左衛門利家

コメント

  1. 相州姥桜 より:

    予てより仏像に興味があり、円空仏はその特徴的なお姿から展覧会にも足を運んでおりました。
    そちらが数多く祀られ、利家様とも縁の深いお寺と知ってからは行かねばなるまいと心に誓っております。

    …もう少し涼しくなったら(^o^;)

  2. あっ より:

    利家様こんにちは!
    今回は荒子観音寺のご紹介なんですね!
    家臣団ツアーでご一緒させて頂いたり、個人的に伺ったりとなにかと思い出深い地です。
    なかなか遠いのでしょっちゅうは行けませんけど、それでもまた機会を見てご挨拶にいきたいと思います。

  3. ぽん2号 より:

    利家様こんにちは
    荒子観音は、犬千代ルート巡りで何度か訪れております。
    前田家ゆかりの地というだけで、テンション上がりますねーw
    来年、梅の季節にまたお出かけしたいと思っています。

    あ、犬千代ルートといえば、ルート上の甘味、制覇しました!!
    荒子シューもおいしかったですが、利棒がなかなかのヒットでしたよ( *´艸`)

  4. りーくん より:

    利家様
    こんばんは、お疲れ様でございます。

    又左趣記が始まったばかりで
    いきなり外伝で
    ビックリしています(笑)。

    荒子観音には
    何回かお邪魔させていただいてます。
    円空さんの甘味が美味しかった、
    その記憶が強いです(笑)。

タイトルとURLをコピーしました