雑兵物語~弥六兵衛は見た!~

名古屋紹介

皆様ようこそ足軽の世界へ

これは皆様が知らぬ足軽達を紹介し、戦国の世がどのようなものじゃったのかをお届け致すものにござる

 

本日は足軽弥六兵衛さんが見た足軽についてお話致して参りましょう

 

雑兵物語

その前にこれまでのおさらいを行っておきましょうぞ

第一回~筒平~

雑兵物語~筒平~
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第二回~長柄源内左衛門~

雑兵物語~長柄源内左衛門~
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教科書には載らない足軽達の実態

教科書には載らないからこそ面白い!!足軽達の実態
戦国時代、そろそろ足軽の話でもしよう槍、弓、鉄砲、どれだけ知っていますか?動乱の世を駆け抜けた武将に隠れた足軽達の物語★★☆★武将隊に会いに来られよ名古屋城で待っておるぞ!■名古屋おもてなし武将隊公式サイト ■ついったー~twitter~

こちらをご覧いただければ幸いじゃ

 

それでは本日の雑兵物語へと参りましょうかの

弥六兵衛さんが見た足軽

さきほど紹介致した教科書には載らない足軽達の実態にて出て参る最後の足軽じゃ!

弥六兵衛さんははさみ箱持ちの足軽でのぅ

その弥六兵衛さんが見た足軽の話じゃ

 

その者は同じはさみ箱持ちの足軽じゃが弥六兵衛さんとは違う部隊じゃった

 

その者は慣れておらぬのかはさみ箱の柄を人込みの中で引っかけてまって

ぐるぐる回って転んでまった

はさみ箱は投げ出されぶっ壊れ箱の中身はぶちまけられて他の者に取られてまう

本人も転んだもんだから踏みつけられ蜘蛛のようにぺちゃんこになり血を吐き出す程に怪我してまった

 

気を取り直して立ち上がったかと思うと一言

 

「ひどいことをしやがって、どいつでもいいから一匹捕まえてぶち殺してやるべい」

 

ととんでもにゃあ事言い出したらしいですわ

じゃが味方同士の喧嘩は禁じられておるで我慢せねばならんかったそうな

 

とここまでは動画でもお話致しましたわな

 

ここからはこれを読んどる皆様にだけお教えいたす続きじゃ!

 

まず味方同士の喧嘩が禁じられておる件じゃがこれは戦の時に限りでござって

戦を生き延びて国に帰った後には仕返しをしてもええっちゅうことになっておった

 

幾ら自軍といえど寄せ集めみたいなもんじゃから諍いは少なからず起こり申す

その諍いを大きくせぬように喧嘩を禁じ、怒りを戦にぶつけさせようとする思惑もござったのじゃ!

 

仲間割れしたら勝てる戦も勝てませぬからの!

 

 

またこの弥六兵衛さんははさみ箱持ちからつづら行李に担ぎ替えさせてもらったらしくての

軽く動きやすいもんで喜んでおったそうじゃ

 

更には刀を一本差す事を許されたっちゅうことで自信も付いたそうな

その時の自信たるや「弁慶と戦っても負けるまい」っちゅう程でどえりゃあ気が大きくなっておったそうじゃ

 

っちゅうのもこの弥六兵衛さんがおるのが本陣近くで先頭の鉄砲を撃つ音も聞こえぬ安全な所におったからじゃと思う

 

本人も「戦に出るっちゅうのは死ぬもんだと思っていたが案外死にもしないで今日まで生きている。」と申しておる

 

小脇差の柄の紐が擦り切れて不便だのぅなんて考え事をするくらいの余裕もござったそうじゃ

 

戦で弥六兵衛さんが生き残れたかどうかは記されておらなんだがきっと生き延びたことじゃろう

 

ひょっとしたら弥六兵衛さんの子孫が現世におるやもしれませぬな!

 

 

っちゅうわけで本日はここまで!

 

皆様足軽の世界如何でしたかな?

 

まだまだ面白い足軽は沢山おるでまたご紹介致しまする!

 

それでは皆様ご覧くださりありがとうござりました!!

 

陣笠隊踊舞

コメント

  1. 結月里洋(ゆづき りょう) より:

    人間らしさ、良いですね!

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