十吾で御座りまする
拙者は此度、白鳥庭園に参りました
自然豊かな御庭にて、四季折々の姿を愉しむことが出来まする
拙者はしばしば白鳥庭園に参りまするが、その由の一つがこちら
“俳句募集”
白鳥庭園では、年に二回、春夏と秋冬に俳句募集を行っておりまする
前回の、秋・冬の俳句には拙者も投稿致しました故、此度もこのために句を詠みまして御座りまする
賞を取り、拙者の句が数多の方に伝われば是れ幸いで御座るな
拙者の投稿致した句が如何なるものかはいずれ又記しまするが、
此度は、白鳥庭園の姿をもとにした当季雑詠を致しまする
当季雑詠とは、季節に合っていれば表題は自由に考えて良い俳句のこと
此度は夏の季語を用いた句で御座る
一、百日紅(さるすべり)
百日紅
落ちたる猿と
顔合わせ
赤く染まった百日紅(さるすべり)
その名の由来は、木の表面が滑らかで、猿も滑るほどであることから
木から転げ落ちた猿が恥じらうかの如く、百日紅も紅くなるということか、そう思いまして御座りまする
二、紫陽花(あじさい)
紫陽花が
大気に滲む
梅雨曇
梅雨時の花といえば、紫陽花(あじさい)
見かけるのは雲が多く湿っている時ばかり
水に一滴こぼれた、藍のように見えまする
三、避暑
避暑の白鳥
今は遥か高嶺へ
白鳥庭園といえば、日本武尊が白鳥の姿で西より戻り、熱田へ宿った事からその名がついておりまする
たいそう暑い名古屋の街にては、白鳥もまた遠くへ飛んでいってしまわぬか…そうなれば大変じゃ…
白鳥庭園の俳句募集、拙者は紙に書いて投句いたしましたが、ほぉむぺぇじから投句することも出来まする!
残り三日では御座りまするが、皆様も応募してみては如何で御座ろう?
あるいは次の俳句募集の折に、拙者と共に句を詠みましょうぞ!
拙者が俳句を詠むようになり、間も無く一年が経ちまする
これを機に新たな言の葉を学んだり、季節の移ろいに目を向けられたりと、現世での日々を楽しく過ごせるようになり申しました!
これからも数多、皆様に拙者の句を届けて参りまするぞ!
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