尾張自慢「三百と三十一日目」

日記

三百と三十一日目の尾張自慢

みなさま、おはようござりまする。

陣笠隊のなつでございます。

「尾張自慢」三百と三十一日目でござりまする。

此度ご覧いただきまするは、光るものと支えるものでござりまする。

光るものと支えるもの

この写し絵は、以前ご紹介した本丸御殿の廊下と石垣の間にある塀のところから写したものにござりまする。

こちらにも三つ葉葵の御紋が輝いておりまする。

本物をご覧いただくとより分かりやすいのですが、金で装飾されておるところの周りは黒漆塗りとなっておりまする。

どうしても金色の装飾に目が向きまするが、それを支える黒色の方が戦国時代には貴重な色でござりました。

我ら足軽の身分では金色ももちろん高価で手の届くものではござりませんでしたが、黒色は武将様でも高価であったと仰るほどでござりまする。

それを思いながらこの写し絵を見らば、光るものを引き立たせるものも必要で、貴重なものであるということが分かる一枚かと思いまする。

流行病が落ち着いたら、名古屋城に本丸御殿を見にお越しくださりませの。

なつ

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コメント

  1. ひよどり より:

    なつさん
    おはようございます(^_^)
    本日も尾張自慢
    ありがとうございます♪

    裏葵の御紋は場所により
    使われているのですね。
    実際目にするのは難しくとも
    こんなに綺麗に撮れてる
    お写真で認識すると
    小天守閣を見る度に
    思い浮かびますね(*´-`)

    そして本丸御殿の装飾☆
    金の輝きを囲む黒漆。
    力強さを感じます。
    いつかまた名古屋城へ
    行きたいです(o・・o)/~

  2. 相州姥桜 より:

    なつさん、おはようございます。
    空気は冷たく感じますが、陽射しは柔らかな相模です。

    金色を支える漆黒にこそ価値あり。
    成る程と思いました。
    黒の色が深いからこそ金の輝きが映えているのですね。
    表面に囚われず、奥行きも眺めるように各所で心がけたいと思いました。

    では、今日も元気に参りましょう!

  3. より:

    なつさん

    金の装飾に目が行きがちですが黒もとても貴重で品格高い色だったのですね。
    この日記を読んで以前家康様が、黒漆塗折り上げ小組格天井の説明をしてくださった時に、黒にすることで格式が上がる、と説明されていたことを思い出しました。
    漆黒の美しさを纏うことで更に威厳をしめしているのですね。

    現代では色ごとの格をあまり意識しませんが時代によって、使って良い色やダメな色があったのですよね。注目すべき箇所がたくさんですね。

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