十吾にござりまする
先回恐れ多くも、俳句に挑み申しました
此度は、名古屋の景色を見て感じたことを詠みましてござりまする
一、柿が実った木を見て一句
その柿の
甘きを知るか
親鳥よ
高いところにある柿の実、味を知っているのは鳥しか居らないのですな、と思った句にござりまする
二、色の定まらぬ木の葉を見て一句
染めきらぬ
どっちつかずの
紅葉たち
秋は季節の移ろいにて、中々決めきれぬことが多い季節
葉の色が赤にならず緑や黄色のままであるとは、葉も中々に優柔不断じゃな、と詠みましてござりまする
三、菊花大会を見て一句
菊の花
大きく育て
親心
名古屋城に飾られている菊の花、毎日見ているとその花が少しずつ大きくなっておりまする
この花を育てた方々、まるで子が育つかのような心持ちなのでしょうな
四、黄色に染まった銀杏を見て一句
銀杏や
あるじを守れ
幾年も
清正様は兵糧不足に備え、銀杏の木を城に植えられました
銀杏は長きに渡り清正様を支える名家臣であったのでござりまする
ちなみに、“銀杏(ぎんなん)”は秋の季語となりまするが、“銀杏(いちょう)”は秋の季語ではないそうにござる
しかし、“銀杏(いちょう)散る”は秋の季語だそうで
まだまだ知らぬことばかりにござりまする…!
五、名古屋市営交通百周年記念の路線図を見て一句
子とともに
石垣積めば
赤とんぼ
名古屋市営交通百周年記念に、レゴランドとの共闘、れごで作った路線図が地下鉄の駅各地で見ることができまする
れごは言わば子どもも出来る石垣積み遊び、子どもと共に遊んでいたら夢中になって日が暮れるのも忘れそうじゃな、という句にござる
此度はこれまで!
皆様も何か季節を感じるものがござりましたら、教えてくださりませ
拙者と俳句を詠んでまいりましょうぞ!
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