十吾で御座りまする
拙者、昨年の秋頃より、俳句を詠むようになりました
名古屋おもてなし武将隊のついったぁにも、#十吾が一句 と題して幾つか句を詠んでおりまするが、拙者のいんすたぐらむでの句は二百を超えました!
さりながら、ただただ句を詠む以外にも、俳句の腕を磨くことができないか、考えておりました
そこで、高明な俳人が詠んだ句を学ぶことで、新たな句の糧といたしまする!
先ずは、江戸期の俳人、
小林一茶殿の句を読んで参りましょう
小林一茶殿は江戸後期に信濃国に生まれ、十五歳に家を出たのち、各地を巡り俳句を作った名人
生涯でおよそ二万という膨大な数の句を作られたそうな!
拙者の二百とは天地の差で御座る…
そんな小林一茶殿の代表的な句といえばこちら!
痩せた蛙に、「この一茶が側に居る故、負けるでないぞ」
という意味の句
蛙は本来春の季語で御座りまするが、実はこの蛙は夏の季語である“ひきがえる”であり、夏の俳句であるとも考えられるそうな!
深く読み込むとそこまで意味が深まるのですな…さすがは名人…
この句は、単に痩せた蛙を見て抱いた感想である、というだけでなく、いくつかの説が御座るそう
一つは、「痩せた蛙を不遇な自らと重ねた」という説
縁談に恵まれず、結婚が遅くなった自らを、細く弱々しい蛙に見立てたそうな
もう一つは、「虚弱な自らの子に宛てた」という説
一茶殿の子は皆身体が弱く、幼くして病で亡くなってしまったそう
そんな子らが病と戦う姿が痩せた蛙のように見え、「一茶 これにあり」と側に居ることを伝える句であるという話で御座る
名人の句は何と深い想いのこもったものか!
一茶殿の様に、強き想いのこもった名句を、必ずや拙者も詠んでみとう御座りまする!
ここで、一茶殿の句を詠んだ
十吾が一句
一茶殿の想いは、数多の人に届いていることでしょう!
これからも、名人の句を詠み、拙者の俳句の腕を磨いて参りまする!
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