100名城の旅、二十三城目『安土城』

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皆々、息災であるか

前田又左衛門利家である。

此度の日記帳は100名城の旅、二十三城目である。

いざ参らん

安土城

日本の城といえば思い浮かぶのは高くから見下ろす天守や壮大で均整に続く石垣であろう。

これを日本中に流行らせたのが戦国の風雲児にして覇者であられる織田信長様なのじゃ!

此度紹介する安土城は信長様がその威光を世に知らしめ、戦国の城づくりの基礎ともなった場所。

100名城の中でも特に重要となる場所でもある。

如何に優れた城であるか、早速見てまいろうではないか!

 

交通・行き方

『JR』安土駅から歩いて二十五分。

駅前には貸し自転車の店もあるで、安土城の麓までは自転車で参るのもよかろう。

百名城スタンプの在り処

スタンプは安土城郭資料館にていただくことが叶う。

この場所には同じく100名城が一つ観音寺城のスタンプもあるで、共に明日参るのがよかろう。

 

安土城の歴史

安土城は皆も知る通り織田信長様が築いた城。

足利義昭様の上洛を助けた折に敵対する近江勢力を一掃し、義昭様の政が滞りなく進むように整備をなされた。

安土城もこの安定した近畿の支配をするための居城として築かれたというわけじゃ。

信長様が入られるまでの安土は六角氏が治めておって、京に近いこともあってか六角氏の築城技術は当時としてはかなり先進的なものであった。

その代表例が石垣である。

今でこそ城といえば石垣の印象が強かろうが、元々は山の地形を生かした土の城が主流であった。

土塁や堀なんかも当然土を盛って作っておったんじゃな。

盛った土が流れて行かんように補強の意味で石垣が用いられたのじゃ。

信長様は上洛の折にそれを阻もうとした六角家との戦の折に六角の城に見られる石垣を見出されてそれを安土城を築いた折にも採用したというわけじゃな。

安土城より歩いて一時間ほどの場所には六角氏の居城、観音寺城がある。

六角が築いた石垣が残り、重要な城ゆえに100名城にも選ばれておるでいずれ紹介いたそうではないか。

話は戻るが、信長様はこの石垣を広大な範囲に築きさらには本丸に大きな櫓、即ち天守を築かれた。

信長様は琵琶湖や城下町を見下ろし、反対に民からは遠くからも天守が見える。

信長様は他に類を見ない豪華絢爛で広大な安土城を自らの権勢の象徴としたのじゃ。

これによって、城は守るものから見せるものへと変わっていく。

正に城のあり方の転換点がここ安土城にあるわけじゃ!

して、安土城の普請を任されたのは宿老丹羽長秀様。

何でもそつなくこなす多才さから『米五郎左』

の異名で語られる長秀様はその才をもって前代未聞の大普請の末に安土城を完成されたのじゃ。

天に聳えるその姿は信長様の天下を世に知らしめたわけじゃ。

じゃが、完成から間も無くして本能寺の変が起きる。

その混乱の中で安土城は燃え落ちてしもうたのじゃ。

燃えた原因は明らかにはなってはおらぬ。

その後は再建されること現世を迎える。

じゃが、信長様の住まれた安土城の石垣は確と現世に残っておるで、皆も信長様が見た景色と描いた夢を感じ取りに足を運んで欲しい。

見所

 

安土城の見どころはやはり広範囲に広がる石垣である!

そのどれもが美しく、また雄大である。

入り口に参ると、

伝・前田利家邸跡と秀吉邸跡がある。

ここは大手から進む敵を迎え撃つ拠点としても重要な役割を担い、

戦国の世の武家屋敷の遺構として重要視されておる。

我らの邸跡を通り抜けるといよいよ城の内部へと参る。

 

入り口である黒金門跡の石垣は見ての通り他よりも大きく立派なものが使われておる。

ここを抜けると信長様の邸跡、そして本丸跡である!

天主跡では礎石を見ることができる。

よく見ると中央に礎石が無い箇所があるのがわかるかのう。

これも安土城の特徴の一つじゃな。

建物が残っておらん安土城であるが、確と残る石垣のおかげで我らの時代の面影を強く感じることができるじゃろう。

蛇足

安土城は如何であったか!!

幻であり、伝説であり、粋をつくした安土城を皆にも是非とも体験して欲しい。

一つ注意点があるとすれば、整備がなされておって足元が石になっておる場所が多い。

故に他の山城と同じように歩くと疲れやすいやもしれん。

あまり踏みしめ過ぎずに軽やかに歩いた方が疲れにくいであろうな。

安土城の周辺には先に申した観音寺城や、スタンプのある安土城郭資料館、安土考古博物館など多くの歴史に関わる観光地がある。

我らの時代の空気と共に知識をあるのも良いであろうな!

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コメント

  1. 良子 より:

    利家さま
    おはようございます
    昨日はお疲れさまでした
    まだ真夏と思えるほどのお天気でしたが体調はお変わりありませんか

    安土城
    あの石段には驚きました
    行けども行けども石段で(私の中では)
    さすがに上からの眺めは登った甲斐があります
    下りもそれなりに大変でした(笑)
    提灯でのライトアップのお話を思い出しました

    石段を挟んでの邸宅は心強いものがあります
    仲の良さを感じますね

    安土城の築城に敬意を表します
    また行きたいかと問われると即答を避けます(笑)

    週末はいよいよ超音戯ですね
    待ち遠しです
    鍛練頑張ってください

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