惣平、生き様に学ぶ! ~前田慶次様と泥大根~

日記

この日記帳では、拙者足軽の惣平が、

武将様のような立派なもののふになるべく、

武将様の逸話や名言、「生き様」を皆様に紹介すると同時に、

拙者自身も学んでゆき、少しずつ成長する様子を書き記していきまする。

少し、暑さに慣れてきましたぞ!

 

あいさつ

 

皆様!こんにちはじゃ!

拙者、惣菜の惣に平で惣平でございまする!

 

先日、八月十九日に行われました、

「円頓寺商店街盆踊り大会オンライン

踊る阿呆に視る阿呆歌う阿呆に打つ阿呆~」

の収録に来て下さった皆様、誠にありがとうございました!

とても楽しく、熱き時を過ごすことができました。

それも全て、皆様のご助力のおかげでござりまする。

改めて、お礼を申し上げまする。

誠にありがとうございました。

 

しかし!

「円頓寺商店街盆踊り大会オンライン~踊る阿呆に視る阿呆歌う阿呆に打つ阿呆~」

はここからが本番!!

此度の収録に参加できなかった方も!

収録にて踊れず、歯がゆい思いをした方も!

遠方にて名古屋に来れぬ方も!

「おんらいん」にて、此度の盆踊り大会を楽しんで下さりませ!!

 

どのようにかと言うと、

八月二十八日、二十九日、三十日の三日間!

此度の盆踊り大会を収録したものを「おんらいん」にて見ることができまする!

しかも無料!!

今年は、盆踊りを諦めていたという方!

八月の終わりに、盛大に阿呆となり、我らと共に踊り狂いましょうぞ!

詳しいことは下記の情報を見て下され!!

武将店 ~円頓寺商店街盆踊り大会オンライン~

 

盆踊りでは阿呆となって楽しんで、

普段はしっかりと学んでゆかねば!

此度、学ぶ武将様は…

 

前田慶次様!

 

此度は、天下御免の傾奇者!

前田慶次様

から学んでいこうと思いまする。

 

皆様、前田慶次様のことはどのくらい知っておられまするか?

まず、慶次様のお名前についてでございまするが、

慶次様の諱(いみな)は利益様であり、

普段、呼び親しまれている慶次様のお名前の方は仮名となりまする。

ゆえに、慶次様のお名前を正しく書くと、

前田慶次郎利益様

と書かれることが多くございまする。

何故、諱ではなく、仮名の方が浸透しているかというと、

昨今の小説や絵巻などの影響が大きいとのこと。

そして、前田様といえば忘れてならぬのはこのお方…。

 

前田利家様と慶次様の関係

 

同じ姓である、前田利家様でございまする!

利家様と慶次様には深い関係がございまする。

利家様は慶次様の叔父にあたりまする。

慶次様のお父上であらせられる、

前田利久様は、前田家の長男でございました。

利家様は、前田家の四男として産まれました。

利家様の兄、利久様には子がなく、婿養子として迎えられたのが、

慶次様だと言われておりまする。

 

婿養子…、そう、

慶次様は利久様の実子ではなく、

元は滝川家の出身でございました。

慶次様の実のお父上については判明しておらず、

滝川益氏様や高安範勝様ともいわれておりまする。

 

そして、利家様と慶次様の間には様々ことが起こるのでございまするが、

それはまた別の機会に紹介をしていきとうございまする。

 

慶次様と泥大根

 

ホテルナゴヤキャッスル日本料理「西の丸」様の、

今月の春姫御膳でも題目となった

「泥大根」。

これは、慶次様ととてもゆかりの深い一品でございました。

なぜ、泥大根が慶次様にゆかりがあるのかというと、

慶次様は、後年、上杉景勝様に仕官されるのですが、

その時、慶次様のおっしゃったことが関わって参りまする。

 

今まで、誰かに仕えるということを拒まれてきた慶次様が、

なぜ、後年になり景勝様に仕えたのか…。

そこには傾奇者であらせられる慶次様らしい逸話がございまする。

 

慶次様と景勝様の出会い

 

豊臣秀吉様が、大勢の武将様を招き、宴会を開いたことがございました。

その場に前田慶次様と上杉景勝様がいらっしゃたのでございまする。

宴会の余興として、慶次様は、な…、なんと!

秀吉様の前で「猿」の真似をして踊られたのでございまする…!

流石、慶次様…、天下人の前でも臆すことなく傾いておられまする…!

しかし、秀吉様も流石は天下人!その寛大な心にて、

慶次様の行いに対し、怒るどころか大いに楽しまれておりました。

気が気でないのは周りの他の武将様でございまする。

そのような状況の中、景勝様は動揺した素振りなど一切なく、

落ち着き、堂々とされていたのでございまする。

慶次様は、武将様の膝に猿のように腰かけて回っていたのでございまするが、

あまりの凛とした姿に景勝様の膝にだけは腰かけることができませんでした。

そして、その姿に惚れ込み仕官することを決められたのでございまする。

 

満を持しての「泥大根」

 

慶次様が、景勝様に仕官するため、

現世でいう「面接」なるものを行うのでございまするが、

その時に「泥のついた大根」を持参されたのでございまする。

 

泥大根を景勝様に見せ、

「儂はこの大根のように見てくれは良くないが、

噛めば噛むほど旨みが出てくる漢でござる。」

とおっしゃり、

無事、景勝様に仕官することが叶ったのでございまする。

 

今月の春姫御膳を食される機会がある方は、

お二方の関係性や話に思いを馳せながら食べてみて下され!

 

拙者も挑戦!

 

拙者も、自分自身のことを味のある男だと言ってみとうござりまする…!

自分自身をなんと例えられるようになると良いのでござりましょうか…?

 

慶次様と同じ大根は恐れ多いし…。

少しでも拙者とゆかりのあるものがよいのう…。

 

そういえば、いつぞや加藤清正様が、

拙者の「惣菜の惣に平で惣平」というのを聞いて、

平らな惣菜ということは、

現世の惣菜である「ころっけ」みたいじゃなと言われておりました!

 

拙者は「ころっけ」のような男を目指しまする…!

いやいや、それではあまりに意味が分からぬ…。

 

そういえば「ころっけ」は何でできておるのかのう?

 

「じゃがいも」と日ノ本

 

なるほど、「ころっけ」は「じゃがいも」からできておるのか!

 

しかし、この「じゃがいも」とかいう物、

拙者はあまり馴染みがない…少し調べてみるか…。

 

「じゃがいも」が日ノ本にきたのは、

一五九八年、伴天連のものが持ち込んだとのこと。

拙者、その時生きておるな!

しかし、この頃は、日ノ本全土には伝わっておらぬ様子。

日ノ本全土で作られるようになったのは江戸時代後期とのことじゃ!

 

ふーむ、しかしこの「じゃがいも」色々な料理で使われておるみたいじゃのう。

しかも、ほくほくとしており誠にうまい。「ころっけ」も誠にうまい。

よし…!

 

目指すは「じゃがいも」!

 

拙者はいずれ「じゃがいも」のような男と言えるように精進いたしまする!

「じゃがいも」のように、

多くの者に頼られ、

ほくほくとあったかく、

どこでも強く生きることができる!

拙者はそのようなもののふになってみせまする!

そして、いずれ誰かに仕官する時に、

自分のことを「じゃがいも」に例えてみせましょうぞ!

そのためにこれからも学んでいきまするぞ!

 

小さい角

 

皆様、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

小さい角(※つのでも可)でございまする。

ここは、拙者が現世にて学んだことで役立つしれないことを、

皆様にお伝えする場でございまする。

 

今回お伝えするのはこちら、

「弥立つ」

皆様、読み方は分かりまするか?

ある言葉と一緒にみることが多ござりまするぞ!

答えは「よだつ」でございまする。

 

「弥立つ」だけではわかりにくいが「身の毛」という言葉と組み合わせてみて下され。

「身の毛も弥立つ」という聞き馴染みのある言葉になりまする!

暑くて寝苦しい夜。「身の毛も弥立つ」話を聞いて涼んでみては?

 

小さき角(門)では小さき福がひたひたと………

皆様に良きことがありますように!

それでは、これにて失礼いたしまする。

陣笠隊惣平

 

コメント

  1. さち より:

    惣平さん、こんばんはー

    何とか無事に夏を乗り切れそうで何よりです。でも明日は演武があるので運動量も多いですし、体調お気を付けくださいね。

    円頓寺商店街盆踊り大会オンラインの収録、大変お疲れ様でした。
    楽しかったですねー。太鼓を叩くお背中、本当にかっこよくて最高でした!
    でも、たくさん練習なさったんだろうなぁと、あの掌を思い出すとちょっと胸が痛みます…
    いつも変わらず元気を届けてくださって、ありがとうございます。
    収録に来られなかった方にも、オンラインで届けられるので、みんなで夏を締めくくれたら良いですね。

    目指すはじゃがいも!!良い食材ですね!
    何にでもなれますし、何にでも合う!
    …でも…主役向きではない…?
    いや、じゃがバターなら主役になれますね、じゃがいも目指して?頑張ってください。笑

    よだつ…勉強になりました。
    怖い話は遠慮しておきます。笑

    此度も丁寧な日記帳の更新、誠にありがとうございました。
    惣平さんにも良きことたくさんありますように。
    では、おやすみなさいませ。

  2. あっ より:

    惣平さんこんばんは!
    コメント出来たり出来なかったりですが、いつも楽しく拝見しています。
    慶次様は様々な逸話がありますね。創作のネタになることも多々ありますし、それだけ魅力が沢山ということなんでしょうね。西の丸さんの春姫御膳、私も美味しくいただきました\( ˆoˆ )/
    そういえば清正様がコロッケって仰ってましたねー!じゃがいもは万能ですから!なくてはならない存在ですもん。じゃがいもも惣平さんも好きです!笑
    (身の毛も弥立つ話はちょっと苦手なので文明の利器で涼みます…)

  3. 相州姥桜 より:

    惣平さん、こんにちはー!

    慶次様が上杉景勝様を主君と決めた逸話は初めて知りました~。直江兼続様からのご縁かと思っておりましたが、慶次様のようなお方ならばご自身が納得されなければ仕官などなさいませんよね。
    景勝様は滅多に笑わぬ方だったそうですが、泥大根を受け入れるユーモアもおありなのでしょうね。

    惣平さんはじゃがいもの様に変幻自在、臨機応変を目指すと!
    才能豊かな惣平さんならお似合いかと思います。
    楽しみです!

    先ずは月末の盆踊り配信に期待を膨らませつつ。
    暑さが続きます中、ご自愛下さいませ。

  4. りーくん より:

    惣平さん
    おはようございます。

    円頓寺商店街盆踊り大会オンライン収録、
    お疲れ様でございました。
    惣平さんにとっては
    現世に蘇って初の盆踊りでしたね。
    本来なら櫓の周りを皆で踊りたかったでしょうが、
    楽しみはまた来年に持ち越しましょう。
    今回の盆踊り大会も楽しかったです!

    慶次様の生き様を学ばれた結果、
    じゃがいものようになるという結論に達するとは、
    惣平さんは只者ではないですね(笑)。
    じゃがいもは昔から今までも
    たくさんの人に親しまれている野菜です。
    なにげに惣平さんにピッタリかもですね。

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