又左趣記 霊日記 第二体

日記

又左趣記 霊日記

前田又左衛門記し候

此処では又左趣記としてこの多趣味武将こと前田又左衛門利家が

「手記」ではなく「趣記」として

馬物語、武具録、説異聞、霊日記の四つの章に分け

普段ではあまり知り得ない知識を記して参る

霊日記とは

かつて豊臣秀吉の命にて悪霊が出るという城で肝試しを行い

見事成し遂げた儂、前田利家が

世界中にあるあらゆる幽霊、妖怪、怪物の類いを皆が臆することの無いように紹介して参る

今回の霊日記は

今回で第二体目となる霊日記は

皆々もよく聞いたことが有るであろうあの、伝説の生き物

じゃ!

早速この龍について紹介して参ろう

龍(りゅう)

龍、竜と記されるこの伝説上の生き物は

類似する存在が世界中で見られる珍しい怪物である

特に日ノ本を含む東アジア圏や欧州では対極的な扱いで龍という存在が神話や伝承に登場する

この日記では各々の簡単な説明と共に違いについて記して参ろう

日ノ本の龍

日ノ本に神話や伝承に於いて龍という存在は神に近しい

また、神の姿を変えたものとして登場することが多く

非常に神聖で人の手が及ばぬものと言う認識が強い

見た目は大きく、蛇のような体躯に短い手足が生え

空を飛び雨や雷を呼ぶとされている

基本的には縁起物として出てくるも、神の怒りを表した姿としても描かれる

東アジアの龍

基本的には日ノ本と同じような認識であるが

神に近しい存在であると共に王族、皇族の守り神としての面を持つ

また、麒麟(きりん)と呼ばれる一角をもつ馬のような姿の龍も亜種として存在する

日ノ本よりも神話だけの生き物ではなく、史実的なものとして書物に登場する

西洋(欧州)の龍

西洋の龍はドラゴン(dragon)と呼ばれ日ノ本の様な神聖な存在と言うよりは

恐ろしい化け物としての面を持つ

見た目は大きなトカゲのような体に羽根が生えており

東洋と共通する部分としては空を飛ぶ

地域によっては火を吐いたり、雷を纏っているともされる

神に近しい力を持った生き物であるのは変わらないが

西洋では人に危害を加える悪しき者としての認識が強い

その為、神話や伝説では討伐されたりもしている

現代の龍

ここからは余談ではあるが、現代に於ける龍についても儂、個人の見解を記したい

現代に於いての龍は強さや格好よさの象徴的な意味合いで絵図に描かれることが多い反面

漫画や遊技の物語内では強敵として登場しその世界観を作り出す代表格としての役割を持っている

この場合では西洋の龍としての姿で描かれる事が多い

まとめ

上記の事から龍という生き物は

世界で最も有名で人気な怪物

と言えるじゃろう

何故、この様な怪物が世界中に存在しておるのかは未だに謎ではあるが

もしかしたら、本当に龍が実在していたのかもしれぬ

では

前田又左衛門利家

コメント

  1. あっ より:

    利家様こんばんは。
    龍のお話は何度かお聞きしていますが、書物からのロケットと龍の関係性のお話が興味深かったです。
    いつから、誰がその存在を語り始めたのか、また本当にいたのか、考え始めるととまらなくなりそうですねー。

  2. ぽん2号 より:

    利家様こんばんは~

    西洋の龍と東洋の龍、一堂に会したらどんなことになるんだろうと
    いらぬ想像をしてしまいました。
    そういえば、利家様は金沢で龍を飼っておられたとの伝説がございましたね。
    龍すらその手に収めることができる利家様って、やはり実力はラスボス級なんでしょうか?
    とりあえず、雨男になることだけは避けていただきたくwww

  3. りーくん より:

    利家様
    おはようございます。

    龍のお話、楽しく拝読しました。
    東洋の龍と西洋のドラゴンでは
    かなり対照的に描かれているのですね。

    西洋では宗教的な理由や歴史的な理由があるようですが、
    日本では八百万に神様が宿るということから
    自然(とくに水)の神様の化身として
    龍が描かれているのでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました