繭玉本虎鏡 太助生誕の贈り物

日記

皆の者、息災か。

名古屋おもてなし武将隊、加藤清正である。

此れよりは、繭玉本虎鏡の時間じゃ。

 

此度の和歌

 

今宵紹介致す和歌は、先日太助の生誕日に儂が詠んだ和歌の本歌となったもの。

 

「かくしつつ とにもかくにも ながらへて

君が八千代に あふよしもがな」

(かくしつつ とにもかくにも ながらえて きみがやちよに あうよしもがな)

である。

 

意味合いとしてはそうじゃな。

「このように貴方の生誕祝いの宴をしておるが、私もこれからなんとか長生きをして、貴方の八千歳の宴でまた会いたいものだ」。

となろうかな。

古今和歌集に納められた賀歌である。

 

歌人

 

此の和歌を詠んだ者は「仁和帝」。

即ち「光孝天皇」である。

 

和歌内の「君」とは親しかった臣下を指し、七十歳を祝う宴にて詠まれた和歌じゃ。

お互いの親密さはもちろんの事、帝の人柄も偲ばせ、また臣下にとって此の上ない喜びとなった事は想像に難くない。

実に微笑ましくも美しい主従愛を感じさせる和歌であるな。

 

太助の生誕祝い

 

さて、そういった歌の背景を踏まえ儂が太助四百七十四歳の生誕祝いに贈った和歌が此れじゃ。

 

「たしゅぽいや とにもかくにも ながらへて

たすけ八千代に あふよしもがな」

(たしゅぽいや とにもかくにも ながらへて たすけやちよに あふよしもがな)。

 

意味合いとしては、

「太助の生誕を祝う乾杯である。儂もお主も此れからのち長く現世に留まり、八千代を祝う宴まで共に助け合いたいものだ」。

という気持ちを詠み込んだ。

 

上の和歌を本歌とした事から、君臣の親密さと状況を踏まえ、「たすけ」を太助と助け合う事の掛詞とした次第。

「たしゅぽい」とは太助に乾杯と言う意味じゃ。

色紙にしたため贈ったは良いが、喜んでくれただろうか。

 

太助や、改めて生誕日執着至極。

引き続き宜しゅうな。

 

加藤清正

コメント

  1. あっ より:

    清正様こんばんは!
    改めて和歌の解説ありがとうございます。
    清正様と太助さんの楽しげなご様子を見ると元気をもらえます。
    また来年もお二人のご生誕日をお祝いできますように!留まっててくださいね笑

    • (=^▽^)σ 祐衣 より:

      清正様は歌も詠めるのですね、素敵…..!
      動画も拝見しましたが、素敵なサプライズに非常に癒されました( ´ ▽ ` )
      もう本当に本当に!動画、この日記帳の全てが可愛くて優しさに溢れていて…全私がスタンディングオベーションです!温かい気持ちでニコニコ(※ニヤニヤではなく)になりました(*^_^*)

      清正様も太助さんもこの先もお元気で、また来年も一緒に生誕日のお祝いをしたいです*\(^o^)/*

  2. MAHALO より:

    ☆★** 殿さま江 **★☆

    此方の古歌も好きです♡(ӦvӦ。)
    動画やら音声やら様々な形で
    毎日愉しませて下さり有難うございます
    今日も明日も御元気で◎

    わが君は 千代に八千代に さざれ石の
    巌となりて 苔のむすまで

  3. 氷のかさね より:

    清正さま
    お疲れ様です。
    太助さんの生誕日祝いの和歌の解説
    ありがとうございます。

    もし百年後にこの和歌を見た人がいたら、「たしゅぽい」って何?
    意味わからない??
    って、なりそうで想像したら面白いですね。笑

    とにかく、八千代に少しでも長く現世に留まっていただけたら嬉しい限りです。

    唎酒師のハーデンダー楽しみにしていますね!

  4. 相州姥桜 より:

    清正様、お早うございます。
    和歌贈呈の儀、動画でも拝見できて嬉しゅうございました。
    本歌の説明も頂き、お二人の親密なご様子が伝わってほっこり致しました。
    たしゅぽいは太助さんの枕詞ですかね(笑)
    太助さんがこの歌に曲をつけて、お二人の二重唱など期待しております。

  5. りーくん より:

    清正様
    おはようございます。

    素敵な歌ですね。
    歌の意味合いも素敵です。
    本当に、
    これから何年もずっと
    太助さんの生誕祝いを
    清正様や皆さま方とお祝いしたいです。

タイトルとURLをコピーしました