皆の者達者であるか?
大ふへん者前田慶次じゃ!
我が日記帳開き大儀。
此度は芸の見方、楽しみ方を伝授しようと思う。
実は芸は体現する者の表現力も大切なのは勿論であるが。。
観る者の想像力や見方を磨かねば
その凄みに気付かぬ場合もあり
磨けばより芸が楽しめる!
故に伝えよう。
日付を見れば
あと十日で名古屋おもてなし武将隊の十四周年祭である。
あっという間とはまさに。
新演武披露もある故に
楽しみな者もおろう。
隊の面々の士気も高いし
新たな師範達を迎え
新演武然り
演武の質が更なる向上が見込める。
我等モノノフなれど
現世の魅せ方は学ぶ者である。
儂も多くの芸者をこの目で見て学び
民が求める質感や目指すべき高み
他と異なる独自の戦場、主等で申す
畑を探し、ほいで高めて参った。
槍捌きも全国の武将隊が
習いたい。と申す者も年々増えたものよ。
じゃが
粗もまだまだ多くあるし
如何に質を高めるか
模索する事が嘗てより増えた。
二〇一六年の時点で伝えるを任せられた儂は、模索した。
我乍数多の良き型を見出したと自負する。長年武将隊を見る者は気づく者もおろうし、そんな者達はやはり演武が好きであろうし芸術の感性を磨いておるのであろう。
そこで
より”おもてなし演武”を始め
主等にモノノフ魂を伝える術としての
板に立つ者の見方、楽しみ方を知れば
今後より期待が上がろう!
先ずは
▫️細部に拘っておるか
当然拘っておれば良い芸、伝える表現になる事は誰もが分かる。
具体的にそれを如何様に体現しておるのか。
此れが観る側の意識、想像力も実は大切である!
『殺陣』
演武の中心と言っても過言ではない。
殺陣が好きな者は現世に多くおるし
真似てみたい声も多い。
実際に戦っておった我等は
より良く魅せる術を知っておる。
大前提殺陣の大切な事は
嘘を現実にする事じゃ。
命の奪い合いなのに
刃の向きや
足先の向きが敵に向いてなければ
???
であるし
圧倒的な余裕の心の現れやもしれぬ。
戦いの心得があれば
基本が成ってなければ
観る者が観れば(嗚呼↓)となってしまう
それでもカッコええと
もし思うならば
立姿、顔やら他の要素で
カッコええが助太刀されておるしか無い。
此れでは表現が出来ておらぬ故に
本来なら戦の匂いも感じ取れ
足捌きから動き上半身に動きが伝わるもの。
細部にもこだわり演武を観て
感じ取れるものを増やすとより楽しめる!
分からぬ者は聞きに参るが良いぞ!
他についてはまた!
周年祭に対して民の様子も
楽しみの気持ちが強くなったように
感じる。
嘗ては
御祝、継続の喜びを祝い合う儀式の感じが強かったものじゃ。
徐々に徐々に
当たり前の様になっていったと感ずる
良き哉。
十五年目と言えど
これ迄と変わらぬ戦う精神を大切に歩んで参りたい。
以上
名古屋おもてなし武将隊
天下御免ノ傾奇者
前田慶次郎利益
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