100名城の旅、三城目『長篠城』

日記

皆々、息災であるか

前田又左衛門利家である!

此度の日記帳は

『百名城の旅、第三回 』である!!

前回は丸岡城を紹介致したわな!

読んでおらぬものは読みに参るが良いぞ!

100名城の旅、二城目『丸岡城』

では、

いざ参らん!!

長篠城

此度儂が参ったのは長篠城である!!

誰しも一度は耳にした事があるであろう

かの有名なる長篠の戦いの発端となった城じゃ。

この辺りは当時の面影も強く残っており、博物館も貴重な資料が数多く所蔵される場所じゃ!

交通・行き方

長篠城はJR飯田線「長篠城駅」より歩いて十分ほど。

長篠城駅は名古屋駅から2時間ほどで、

名古屋観光と絡めても行きやすい場所となっておる。

車では新城ICなる場所から五分程度でつくと聞くでいずれにせよ誠に交通の便が良い!

長篠城周りには長篠の戦いに関係する史跡が数多あるで、

車や長篠城でも借りる事ができる自転車を用いて史跡巡りをするのも一興である。

徳川家康殿が長篠の戦いで陣を張った場所や、設楽原古戦場、戦で散った武田方の猛将達の墓所も整備されておる。

中でも古戦場の馬防柵は中々壮大で、見応え十分である。

百名城スタンプの在り処

長篠城の印判即ちスタンプは史跡保存館にていただく事ができる!!

場所は史跡保存館の一階、自動販売機の側じゃ!

長篠城の印判は史跡保存館が開いておらぬ時でもいただく事ができるようになっておる。

見所

長篠城は遺構と戦国の頃のままの地形が見所である!

曲輪や土塁、堀のあとなど如何にして城を守っておったのか、考えながら歩くのも一興であろう!

弾正曲輪の堀の端にある鳥居強右衛門殿が城に向かって叫んだと言われる場所は当時の風景を残し、かの英雄譚の舞台をそのまま感じる事ができる。

して、遺構をゆるり楽しんだ後には『長篠城址・史跡保存館』を訪れるがよい!

ここには鳥居強右衛門殿にまつわる展示や、鉄砲、武田に関する書など様々な資料を見る事ができる!!

かの有名な武田信玄殿の遺言書の写しも見る事が叶うで、必ず立ち寄るが良いぞ!

長篠城の歴史

長篠城は1508年頃に 菅沼元成 殿により築城されたと伝わる。

元成殿は後の山家三方衆が一人

菅沼正貞 殿の高祖父にあたる武士である。

山家三方衆:奥三河の国衆、長篠城の長篠菅沼家、田峯城の菅沼宗家、作手城の奥平氏を示す呼び名である!武田の奥三河侵攻に際し、徳川と武田に挟まれ臣従と離反を以ってなんとか領国を守らんと奔走したものたちである。どちらに付いたとしても絶えず前線に立たされ長きに渡って苦境に立たせれておった。

長篠城は奥三河の要地にあり、約5年に渡る武田家と徳川家の争いにおいて常に渦中にあった城。

長篠城主菅沼正貞殿は始めは徳川方として戦にも参じておったのじゃが、

1571年に起きた武田信玄殿による西上作戦によって攻撃を受ける。

甚大なる犠牲を払いながらもなんとか持ち堪えておった正貞殿であったが、

菅沼家の本家である田峯菅沼家の当主 菅沼定忠 殿の意向もあって武田家に鞍替えすることとなった。

同時に作手の奥平家も武田方についており、山家三方衆は揃って武田方となったのじゃ。

じゃが、信玄殿の死を以って三河侵攻が頓挫すると反転攻勢に出た徳川家に長篠城は包囲され、降伏した正貞殿は長篠城を追われる。

次いで長篠城主となったのは 奥平貞昌 殿。

奥平家は再度徳川方に鞍替えしておって、奥三河の地理に明るい為か長篠城主に抜擢されたわけじゃ。

正貞殿も徳川家へ戻ろうとしておったが、それを察した武田家によって武田の本領信濃の国にて幽閉されておったとも言われておる。

その後の歴史は皆も知る通り、

再び三河へと侵攻を始めた武田家によって包囲され窮地に立たされるも、

織田家の援軍により大戦、長篠の戦いで見事勝利を手にする事が叶った。

長篠城を守り切った功により貞昌殿は信長様から信の字を賜り信昌と名を改めた他、徳川殿からは名刀を賜るなど大いに称賛を受けた。

因みに直臣意外の家臣に信長様が名を与えられるのは極めて稀有な事である。

長篠の戦いののち、信昌殿は新たに築いた新城城に居を移し長篠城は廃城となり、現世に遺構を残しておる。

蛇足

百名城の旅第三回、終幕である!

長篠城は如何であったか?

此度は建物は残っておらぬ場所であったが、その代わりに自然と地形は今までの物の中で一番感じられる城である。

特に今は盛り上がってある最中ゆえに一度は足を運ぶが良いぞ。

百名城制覇まで残り九十七城

これよりの日記帳も楽しみにして参れ!

さらばじゃ!

 

是迄の城(ばっくなんばぁ)

100名城の旅、一城目『金沢城』

100名城の旅、二城目『丸岡城』

 

コメント

  1. より:

    馬防柵は越える為にある!
    利家様こんばんは。
    秀吉様の日記を見に来てみれば、あれまぁ利家様も更新様なさってる。と言う事で秀吉様ありがとうございます。

    さてさて長篠城の地形は楽しそうですね、緑も綺麗ですし、色々と見所沢山で良き所ですね。

  2. 良子 より:

    利家さま

    こんばんは~
    本日はお城の出陣お疲れさまでした。
    昨日よりは日差しは柔らかかったですね。
    それでも暑かったです。
    ゆっくりと休んでくださいね。

    びっくりした一日でしたがありがとうございました。
    忘れられない一日となりました。

    馬防柵のライトアップがあるんですね。
    知らなかったです。
    見に行ったときは日中でしたから‥
    ライトアップも綺麗ですね。
    利家さまはが戦で柵を越えたと思うと血の気が多い利家さまだったんですね(笑)

    長篠と、聞いて
    長篠の戦い前田利家の巻き観たくなりました。
    いつか観られる日が来るのを待ってます。

    日記の更新ありがとうございました。

  3. miwa より:

    利家さま
    こんにちは(^-^)

    100名城の更新待ってました!
    大河で描かれていた長篠の戦いの実際の現場をこうして写真で紹介して頂けるとより理解が深まる気がします。
    闇に浮かぶ馬防柵の迫力すごい∑(゚Д゚)
    でも緑豊かで静かそうなこの場所で激しい戦があったと思うと不思議ですね。。
    長篠城の歴史も詳しく記して下さりありがたい‼︎(・∀・)
    割と早くに廃城となったのですね〜
    知らなかった。。
    奥平家にお嫁に行った亀姫様が気になります。。
    今回も読み応えたっぷりで大満足です!
    次回はどこかな〜楽しみ♪

    暑い日が続きますので滋養のあるもの沢山召し上がって夏を乗り切って下さいね(ㅅ´ ˘ `)

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