二百と二十五日目の尾張自慢
みなさま、おはようござりまする。
陣笠隊のなつでございます。
「尾張自慢」二百と二十五日目でござりまする。
此度ご覧いただきまするは、茶席に佇むものでござりまする。
佇むもの
名古屋城の茶席には、床が設けられ掛け軸がかけられておりまする。
して、そこには絵が描かれておりまする。
それが、こちら。
こちらは「菊花図」でござりまする。
描かれましたのは【岡本柳南(おかもとりゅうなん)】様でござりまする。
岡本柳南様は尾張藩士である岡本梅英様のご長男で、名古屋城三之丸御土居下屋敷に生まれ、明治時代に活躍された画家でござりまする。
岡本柳南様は生涯を通じて「南画」という画風を学ばれたそうでござりまする。晩年には流派を超えた独自の格調高い画風となったそうな。
この掛け軸の絵も「南画の特徴である柔らかな筆づかいが見て取れる」とのこと。「淡い色彩と相まって、すっと高く伸びた聞くの緊張感を和らげています」と解説されておりまする。
茶席には相応しい掛け軸や花が飾られることも多くありまする故、名古屋城の茶席だけでなく他所の茶席でも床に目を向けてみてくださりませの。
なつ
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コメント
なつさん、こんにちは。
晴天の相模、昼休憩中です。
季節に合わせて花を飾り、軸を選ぶ。お茶席の楽しみはそんなところにもありますね。
柔らかな佇まいの菊、ほっといたします。
次の季節にはどんな軸が飾られるのでしょう。そんな想像も楽しいです。
では、今日も元気に参りましょう!
なつさん
建物だけじゃなくて飾ってあるものにも注目ですね。
絵画の良し悪しって正直よくわかんないんですけど、茶席にあった風情ある絵ですね!
茶席の公開が秋だから菊の絵なんでしょうが違う時期だと別のものが掛けられていたりするんでしょうか。なかなか機会はないでしょうが気になります。