尾張自慢「二百と七十七日目」

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二百と七十七日目の尾張自慢

みなさま、こんばんは。

陣笠隊のなつでございます。

「尾張自慢」二百と七十七日目でござりまする。

此度ご覧いただきまするは、正月の風物詩でござりまする。

歴史あり

「正月」と聞けば思い浮かぶものがそれぞれあるかと思いまする。

その中の一つ、門松を此度はご覧いただきとうござりまする。

名古屋城の正門には斯様な門松が設けられ、客人を出迎えておりまする。

この門松。地域によって名古屋城のものと同じく「切り口が斜めのもの」と、「切り口が真横のもの」があるのをご存知でござりましたかな?

これは、名古屋城築城者であられられる徳川家康様に関わってくると聞きましてござりまする。

その昔、武田家と戦をして負けてしまった家康様の元へ、敵方の武田家より一つの句が届いたそうでござりまする。

そこには

まつかれて たけたくひなき あしたかな (松枯れて 武類いなき 朝かな)

と書かれておったのでござりまする。

これは、「松平家は滅び、武田家は繁栄する」と多くの方は捉えましたござりまする。

しかしそう捉えなかったのが、家康様でござりまする。

濁点や句読点の位置が決まっていなかった頃でござりまする故、読み方が分かれるのでござりまする。

そこで家康様は

「まつかれて たけたくひなき あしたかな(松枯れで 武田首なき たしたかな)」とって返事しておられます。

そして、家康様が竹を武田家と見立て袈裟斬り(斜めにきるとこ)をされたことがきっかけとなり、現在のななめの切り口のものが誕生したとか。

故に、徳川家康の影響力が大きい地域では斜めに切られた門松が多く使われておるそうでござりまするよ!

ご自身がお住まいの地域のものと比べてみてくださりませの。

門松にも歴史ありでござりまするな!

なつ

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コメント

  1. より:

    なつさん

    名古屋城の開門の儀。今年は流行病の影響でできるのかどうか心配していましたが予定通りできたようで安堵しました。

    門松は斜め切りなものしか知らなかったのでそのお話を聞いた時にはびっくりしたした。斜めが一般的になったのもそれだけ徳川の力が強大だったのですね。甲斐国ではまっすぐなものがあるとは聞きますがまだみたことがありません。いつか見てみたいです。

    お店や会社などでは飾るところもありますけど一般の家ではほとんど飾らなくなりましたし、私が毎年見てるのはこの門松だけですね。今年も飾られているうちに登城叶えば、と思っています。

  2. ひよどり より:

    なつさん
    おはようございます(^_^)
    昨日はご出陣
    大変お疲れ様でした♪

    名古屋城の門松は
    シンプルかつ威厳ある
    印象を受けます。
    切り口が横の地域も
    あるのですね(・o・)
    家康様が関わられるお話
    とても勉強になりました。

    新年を迎え数々の戦が
    控えられて隊の皆様も
    挑まれる心持ちが伝わってきます。
    良き戦となるよう
    応援してます(o・・o)/

  3. 相州姥桜 より:

    なつさん、おはようございます。
    箱根駅伝の喧騒(例年程ではありませんが)の中にある相模です。

    此方でも門松は斜めに切っておりますね。徳川様の御威光が広く浸透しているのでしょうね。
    ご紹介いただいたお話は酒井忠次様の頓知とも聞いておりますが、何れにせよ家康様が一枚上だったということですね。
    偉大な家康様の名古屋に早く参れますように!

    では、今日も元気に参りましょう!

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