100名城の旅、十二城目『平戸城』

日記

皆々、息災であるか

 

前田又左衛門利家である。

 

此度の日記帳は100名城の旅、十二城目である。

 

いざ参らん!!

 

平戸城

 

此度参ったのは、平戸城

九州最西端の百名城である!

 

この城がある平戸は江戸時代、鎖国令を敷いておった日ノ本の数少ない貿易港であった。

 

戦国時代においても港町として大いに栄え、

 

戦国の合戦のあり方を大きく変えた鉄砲が輸入される場所として、ポルトガルの船が寄港してまさに日本一の港といえたのじゃ。

 

現世においても港町として栄えておって美しい港が出迎えてくれたわな

 

交通・行き方

 

JR『佐世保駅』バスターミナルより

 

平戸桟橋行きに乗車致し、

 

平戸市役所前にて下車。

 

そこから徒歩10分ほどである。

 

百名城スタンプの在り処

 

百名城の印判があるのは天守閣の入り口。

 

美しい眺望に目を奪われるが、頂くのを忘れるでないぞ!

 

平戸城の歴史

 

この地に城が築かれたのは関ヶ原の戦いの直前、

 

力を込めた築城であったと聞くが、

徳川殿から目をつけられることを恐れた当時の藩主が築城から間も無く自ら解体。

 

それ以後は麓の屋敷で政を行っておったそうじゃ。

 

長き間城がなかったこの地に、再び城が築かれたのは一七〇三年。

江戸時代の中期に藩主松浦鎮信殿の命で築かれた。

 

軍学者である山鹿素行の進言でこの城ならではの特徴が多くあり、

城内に幾つかの船着場を設けるなど、水軍を率いた松浦家に誂え向きな作りとなっておるぞ!

この時に築かれたのが今に残る平戸城というわけじゃ。

 

見所

 

 

城内に入る前に、平戸市役所の手前にあるこの橋を見逃すことなかれ。

 

この橋は幸橋

元々平戸城は堀で城下町と隔てられており、往来は船を用いたのじゃが、これがなかなか便が悪かった。

そこで架けられたのがこの橋である!

 

往来が簡単となり、民が喜んだために幸橋と呼ばれるようになったそうじゃ。

最初は木造であったこの橋は少し後に石橋に改修された。

 

これはオランダの石工技術を学んだ大工の技術によるものであった為に、

またの名をオランダ橋と申す。

 

先にも話したがこの地は日ノ本でほぼ唯一の貿易港であった。

キリシタンを嫌い鎖国に及んだ江戸幕府は、布教を行わないオランダや清とは交易を続けておった。

 

まさにこの地ならではのものと言えよう!

 

貴重な遺産であるとして、この幸橋は重要文化財に認定されておる!

 

 

奥にある幸橋御門と共に確と見てゆくが良い。

 

場内に入るといくつもの櫓が出迎えてくれる。

 

 

中には日ノ本の城唯一である、城内で常設の宿泊施設を兼ねる懐柔櫓なんかもあるぞ!

 

木造復元がなされた北虎口門や、

良い景色が見える見奏櫓も見ておくが良い。

 

そして復元された天守にはこの地ならではの展示が並ぶ、隠れキリシタンの生活がわかる展示や貿易品の展示など他では見ることが叶わないであろう!

 

他にも石狭間など、この城ならではの特徴を随所で見ることができるで観察しながら楽しむが良い!

 

蛇足

 

此度は平戸城を紹介いたしたが如何であったか!!

 

港と共にあり自然と交わる城としての魅力と、

ほかに類を見ない風変わりな魅力が共存するおもしろき城であった!!

 

江戸時代に建てられた城は築城技術が円熟しておったが故に、

似通った構造となっておることがよくあるのじゃが、その枠組みから外れた珍しき城。

 

訪れたものは他の城と見比べながら楽しむとより楽しめるであろうな!

 

是迄の城(ばっくなんばぁ)

 

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コメント

  1. より:

    利家様こんばんは

    佐世保駅と読んで佐世保バーガーかぁ。と思う食脳な私です。

    隠れキリシタンの展示大変興味深いです。
    ロザリオは持っていても隠れキリシタンの事調べた事がないので少し学んでみようかな?と思ってみたり。
    キリシタンに好意的であらせられた利家様
    利家様のお考えも一度お聞きしたいと思います。
    お城の感想なしでごめんなさい。

    さて、本日の日差しは強く感じました。
    またこの季節がやって来るのですね。
    紫外線との戦い。去年は完全に負けたので今年は負けない様に外に出ない。が一番なのですがどうなりますやら。

    利家様は水分摂取お忘れなき様今年も頑張ってくださいませ。
    今年は去年よりも更なるご活躍を期待しておりますね。
    それではおやすみなさいませ

  2. 良子 より:

    利家さま

    こんばんは~
    本日はお疲れさまでした
    舞台が終わりゆっくりと休むまもなく登城の本日でしたが
    観光客が多くて本日は何曜日って思える日でした(笑)
    満開の桜までもう少し時間が必要になりますね
    桜チャンスを期待しつつ週末を楽しみにしてます

    「幸橋」は納得するネーミングですね
    民が喜んだからの名前は忘れないです
    九州最西端の平戸城
    思い立って行ける場所ではないですが
    いつか足を運んでみたいものです

    寒暖差で体調を崩すことがないよう気をつけてお過ごしください
    本日はありがとうございました

  3. もち より:

    利家様こんばんは
    更新のお知らせありがとうございます
    平戸城、いいですね!
    海が近くて景色も素敵だし幸橋も合わせてじっくりと見て歩きたいですね
    利家様の紹介文読むと行きたくなるな〜
    ばっくなんばぁも充実してきて嬉しいです!
    少し時間に余裕が出来てきたからそれを参考に旅に出ようかななんて思いました

    舞台の感想はお手紙に認めるとして、すぐ次の日からのご出陣お疲れ様でした
    桜の季節は本当に人がすごいですね…!
    満開まではもう少しですがお堀のとこの開放ゾーンから舞い散る桜を見るのも楽しみのひとつなんですが、間に合うかなー笑

    今年も桜と利家様を撮れて幸せな一日となりました。ありがとうございました!

  4. 希美 より:

    利家様おはようございます☀️お忙しい中更新してくださってありがとうございます〜!!

    もう十二城目になるんですね…毎回ばっくなんばぁが増えていくのを見ると、なんだか嬉しくなっちゃいます!

    平戸って言うと歴史の教科書に出てくる地名の一つとしかイメージがつかなかったのですが、城内に船着場があったり櫓が多くあったりと、また違った魅力のあるお城が残っている素敵な場所なんだなと読んでみて思いました✨
    特に民のためにかけられた『幸橋』、名前の由来が心温まるものでほっこりしました☺️常設の宿泊施設にも泊まってみたくなりました笑

    そして舞台公演もお疲れ様でございました!感動の余韻がまだまだ抜けきってません笑配信もたくさん見返して、感想を長文でお届けしたいと思います︎👍🏻 ̖́-

    何より、体調など崩されませんよう、気を付けてお過ごしください🍀

  5. 平戸出身と述べると貴方は隠れキリシタンときかれます。
    皆が隠れキリシタンとのおもわれていますが分かりません。
    市内旧町部を一括して職人町と呼びますがそれぞれ
    築地 宮町(宮んちょ)魚の棚(うぉんたな)桶屋町 鍛冶屋町
    細工町 大工町 紺屋町等
    ちなみに桶屋町生まれです。

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