皆の衆!
こんばんはじゃ!
豊臣秀吉である!
此度の日記帳は『愛知の神社巡り』第12弾
『尾張大国霊神社(国府宮神社)』について紹介して参るぞ!!
いざ!!
尾張国府があった稲沢 国府宮
名古屋に程近い「稲沢」っちゅう場所は奈良の時代には国府が置かれた場所であるのじゃ。
そこに尾張大国霊神社、通称「国府宮神社」が建っておる。
創建は尾張国府が置かれた時代、奈良の時代。
祭神は尾張大国霊神っちゅう尾張人が土地を開拓する際に崇めた神となっており、
一説では開拓の神である大国主命と同一神ではないかとも言われておるのじゃ。
国府宮神社は尾張三河の民であったらば1年に1度はその名前を耳にしておると儂は思う。
この神社、旧暦1月13日になると追儺神事(なおいしんじ)が行われるんじゃが、この神事の別名を「国府宮はだか祭り」と言う。
この神事の内容はくじによって選出された「神男」に触れると厄が落とせると言われており、
この神男に触れたいがために裸になった男たちが一斉に開始の合図とともに激しくぶつかりあうと言う、そんな祭りである。
じゃがそんな祭りも近年では危ないということで縮小をしてやっておるらしく、
また怪我人や死者も出ていると言われておる。
、、、まぁ神男めがけて屈強な男たちが迫ってくるのじゃから怪我なしでは帰れないじゃろうなあ。
じゃがこの国府宮はだか祭りは古代ギリシアの古代五輪が裸で行っていたという共通点があることから、
国府宮がある稲沢市とオリンピア市は姉妹都市の協定を結んでおり、いかにはだか祭りがこの神社にとって重要か分かるものとなっておる。
またこの神事、実は信長様が1度中止にしたという記録も残っておる。
これはなぜか。
この神男、今はくじで決めておるが我らの時代、歩いてる村人だったり飛脚を無理やり神男にしておった。
そしてその神男になった者に対して刀や薙刀で脅して追い払う、という今とは違った形で行っていたとのこと。
それを聞いた信長様は神事とはいえ乱暴なことをして神男を追い回すのは違う、と思い、
中止の命を下した訳なのじゃ。
じゃがこの中止の命を受けた3年間、疫病が流行ったり飢饉が起こったりなどして、祭りは復活。
今のような神男に触れると厄が払われるという形になったそうな。
今年のはだか祭りは二月十日に行われるっちゅうことで、
気になる者は是非調べて見に行くが良いぞ!
蛇足 信長様生誕の地・稲沢
この稲沢、歴史好きの者であれば信長様を話す際に絶対的に出てくる場所がある。
そうそれは『勝幡城』
この城は現在の稲沢と愛西に跨る城として信長様のお祖父様である織田信定様が築いたのが始まり。
以降は織田弾正忠家の拠点として信秀様、信長様もこの場所でお生まれになり城主を務められたのじゃ。
じゃが信長様が清洲城に拠点を移し、我ら織田家臣団も清洲に移ると、この勝幡城は次第に衰退し、廃城となった。
現在は城の遺構などは殆ど残ってはおらぬが、城の最寄りである勝幡駅には千田嘉博殿が監修をした勝幡城の推定復元模型が置いてあり、また信長様の赤子の頃の銅像がある。
是非とも皆、訪れてみてちょ!
あくせす
名古屋鉄道 名古屋本線 国府宮駅から徒歩3分
JR東海 東海道本線 稲沢駅から徒歩15分
ばっくなんばあ
尾張国三宮 熱田神宮
尾張国二宮 大縣神社
尾張国一宮 真清田神社
天王総本社 津島神社
清洲山王宮 日吉神社
末森城跡 城山八幡宮
名古屋総鎮守 若山八幡社
名古屋大須 三輪神社
名古屋大須 春日神社
名古屋桜通 桜天神社
名古屋高丘 冨士神社
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