100名城の旅、十五城目『吉野ヶ里』

日記

皆々、息災であるか

前田又左衛門利家である。

此度の日記帳は100名城の旅、

十五城目である。

いざ参らん!

吉野ヶ里遺跡

此度紹介致すのは吉野ヶ里遺跡である!

前に紹介した多賀城も戦国の城ではなく古い時代の城であったが、

それよりさらに昔の城を紹介いたそう。

城?

と思ったものもおるであろう。

安心いたせ、その違和感は決して間違ってはおらん。

吉野ヶ里とは、弥生時代の遺跡であるからのう。

 

然りながら!!

 

弥生時代、米作りにより始まったムラ。

これを他のムラから守るために堀や柵、物見櫓を築いたのが城の始まりである!

いわば原初の城

百名城に列せられるに相応しい場所といえよう。

それでは改め、日本最初の城吉野ヶ里を見てまいろうではないか!

交通・行き方

JR九州『吉野ヶ里公園駅』から徒歩12分

同じく『神埼駅』より徒歩9分。

何方の駅でもさほど変わらず行きやすいでな、好きな方の駅から参るが良い。

百名城スタンプの在り処

印判は吉野ヶ里公園東口、

入場券売り場や土産屋があるあたりにある。

入場券と共にまとめるが良かろう!

吉野ヶ里遺跡の歴史

吉野ヶ里遺跡は弥生時代の巨大な環濠集落があった場所である。

環濠集落っちゅうのは周りを堀に囲まれたムラという意味じゃな!

円を表す環と堀を表す濠の文字からも読み取ることができよう。

はじめにも申したが、農耕の普及によって安定した食料を得られるようになったことで、狩猟が主だった時代には小さかった共同体がどんどんと大きくなりムラができはじめ、

そのムラがさらに大きくなってクニとなったと言われておる。

吉野ヶ里遺跡はその代表格と言えるであろう。

弥生時代には九州の有明海が吉野ヶ里のあたりまで広がっておって、

この辺りは遠浅で干潮満潮の水位の差が大きかったために、貝をはじめとした海産物が多く取れたのじゃ!

水運に適した川もあったが故に、過ごしやすい地域であったが為に多くの人が集まりムラの始まりとなったと言われておる。

弥生時代には五千人を超える人が暮らし、二重の堀を備えた実に大きなクニであった。

古墳の原型にあたる墳丘墓も数多く築かれて、文化としても進化していったことがわかっているそうじゃ。

残っておる限りでは日本最大規模の集落である吉野ヶ里であったが、古墳時代に入って戦が減るとともにその役割を終えて集落は無くなっていったそうじゃ。

見所

吉野ヶ里遺跡では弥生時代のムラの様子が再現されておる!

その数なんと98棟!

広大な範囲に多くの建物があるが故に、弥生時代に訪れたが如しである!!

櫓に登り周りを見渡せば、目下に広がるムラの様子に心躍ること間違いなしであろう!

我らの城の原型となった守りの機構も多く備えておって、

堀や

物見櫓はなかなかの迫力である!

無論戦に関わる機構だけにあらず、生活のための建物もあるわな。

猪の人形なんかもあったぞ!

じゃが吉野ヶ里の魅力はただ見るだけではない。

勾玉づくりや組紐、銅鐸に鏡と様々な弥生時代のものづくりも楽しめるで、子供を連れて参るにも誂え向きであろう。

体験できるものは曜日や時期によって多くの種類があって、予約が必須なものもあるが故に確と調べてから参るのが良かろう!

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コメント

  1. 良子 より:

    利家さま

    こんばんは~
    本日は堀川クルーズお疲れさまでした
    前回と打って変わってお天気に恵まれた1日でした
    水辺と吹く風が心地よかったです
    色々と楽しいお話ありがとうございました

    吉野ヶ里遺跡でのお天気は本日以上ですね
    青空に吸い込まれそうです
    ムラの再現は98棟とのことですがもっとたくさんあるように見えます
    弥生時代は本当に大きなムラだったんですね
    実際に見てみたいと思います

    黄金週間後半です
    たくさんの人と善き出会いがありますように

    本日はありがとうございました

  2. より:

    利家様おはようございます

    襲いかかって来る恐れのない猪いいですね
    物見櫓はテンション上がりますね
    お天気も良いのでなおの事
    櫓からの景色も素晴らしく私絶対厨二病な台詞を言ってしまう事でしょう。

    月初め更新されると思っていても黄金週間でうっかりしておりました。
    それでは本日も良き一日となりますように

  3. 智恵 より:

    利家様、こんにちは。
    4/21、雨の堀川クルーズで案内を賜り、すっかり利家様推しになっております。
    我が地元の「津山城」にも是非一度お越しいただきたく、コメントを差し上げました。
    津山城は、信長様のお小姓森蘭丸様の弟君森忠政(もりただまさ)公が藩主となられた、十万石の立派なお城です。
    現在は石垣と、再建された「備中櫓(びっちゅうやぐら)」しかございませんが、桜の季節は城山全体が桃色にけぶって見えるほど、圧巻の眺めです。
    利家様にも必ずやご満足いただけるものと存じます。
    岡山にお越しの際は是非、美作の国津山城へお運びくださいませ!
    お待ち申し上げております。

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