皆々、息災であるか
前田又左衛門利家である。
此度の日記帳は100名城の旅、
二十四城目じゃ!
いざ参らん!!
山形城
此度参ったのは東北山形城。
儂の100名城では多賀城に続いて二城目の東北の城である。
石垣と土塁が見事に使い分けられた良き城を早速見てまいろうではないか。
交通・行き方
JR『山形駅』西口より歩いて15分
百名城スタンプの在り処
スタンプは
・二ノ丸大手門櫓内
・山形市郷土館
・最上義光歴史館
の三箇所もある!
足を運びやすいところに参るが良い。
儂は二ノ丸大手門にて押したが、郷土館や歴史館も実に見所が多いでな、
しかと楽しんで参るが良い。
山形城の歴史
山形城は山に囲まれた盆地に築かれた。
かねてより東北地方の中でも栄えた地域であったようじゃが、
改めて城が築かれたのは室町の時代である。
羽州探題としてこの地を収めたのは
斯波家兼様。
かつての織田家の主君である斯波家から枝分かれした家で、
後に最上と名を改め戦国時代でも活躍した最上家の祖にあたる人物じゃ。
室町のはじめには威勢を誇っておった最上家であったが、実力主義の戦国乱世によって力を失っていった。
じゃが!
最上義守・義光親子によって再び勢力を盛り返したのじゃ!
特に義光殿は現世で人気の独眼竜こと伊達政宗の敵役として嫌な奴として描かれることもしばしばあるが、
むしろ乱世に翻弄され弱くなった家を建て直し、強大なる大名を倒してのし上って行く様は政宗以上に人気が出そうな人柄である。
じゃが、策謀や調略を多く用いたのはまことで、武勇だけではなく知略にも秀でた武士であった。
山形城も義光殿によって改修され、最上家の本拠として大きく立派な城となった。
現世に残る山形城はこの時に改修拡大されたものが元となっておる。
東北で勢力を拡大おった最上家であるが、
秀吉が天下を治めるとその家臣となる。
秀吉の死後は徳川家に従うのじゃが、最上家の名を一段と有名にしたのが慶長出羽合戦じゃ!
関ヶ原の戦いの一つとして起きたこの戦で、徳川家と敵対する上杉軍に最上家の城は激しく攻められる。
じゃが、最上家の獅子奮迅の抗戦によってこの攻撃を凌ぎ切り東軍の勝利に大きく貢献したのじゃ。
この戦の折に山形城には深い霧がかかり、上杉軍を混乱させたことから山形城は霞城の異名をとっておるぞ!
慶長出羽合戦の功よって最上家は大きく加増され、57万石の大きな藩となる。
山形城は大藩に見合う大きく立派な城となったわけじゃ。
じゃが、義光殿の死後に改易されその後は小さな藩がこの山形に立つことになる。
じゃが、小藩にとってこの豪壮な山形城は維持するのに難儀な大きさで苦労した話も残っておる。
見所
山形城の魅力はなんといっても土塁と石垣が組み合わされた作りである。
土の城の美しさと石垣の険しさが共存し、趣が深い。
儂のすすめは本丸の土塁と虎口の石垣が連なっておるところじゃな。
して、山形城の目玉と言えば!
再建、復元がされておる立派な門である。
外堀と共に構えられた二の丸東大手門と、
内堀が映える本丸一文字門も美しい。
かつての姿をよく示してくれる実に良き城であるぞ!!
蛇足
山形城は如何であったか!
なかなか綺麗で整然とした城であったじゃろう。
最上家の威光を感じられることに加えて、土塁の趣も強く感じられる良き城であった!
東北の城は自然の地形を生かした重々しい城が多いのじゃが、それとは一線を画す端正で美麗な城である。
東北らしい魅力ある城についてはこれ以降の城巡りにて紹介いたそう。
これよりは東北の城が続くであろう!
楽しみに待っておるが良い。
次の日記帳でも会おう。
さらばじゃ!
コメント
利家さま
おはようございます
日記の更新ありがとうございます
昨日は城出陣お疲れさまでした
楽しく一日過ごせました~
山形城
広々として綺麗なお城ですね
たくさんの写真ありがとうございます
人が写ってなく貸切状態のようですね
利家さまの撮り方が上手いってことですね
土塁と虎口の石垣が連なってるおすすめをこの目で観てみたいものです
いつ足を運ぶことができるんでしょうか
自分次第ですね(^^ゞ
次のお城も楽しみに待ってます
イベント続きと忙しくなりますね
体調管理をしっかりとしてお過ごしください
次に会える日が待ち遠しです
利家様
日記帳の山形城といい、さんたつの慶長出羽合戦の記事といい、私にとっては超タイムリーでございます!!
初めて山形城を訪れたのは、もう6〜7年前になりますが、その頃から比べて随分と復元が進んでいるのですね。
次回訪れるのが楽しみです😊
利家様こんばんはー!
さんたつの記事を読んでから日記帳に気づいたので内容ともになんて丁度良いの!と感激しました♪
写真はお天気も良くて素敵ですね!
空の青も緑も石垣も、澄んだ景色に癒されます
現状忙しくてあちこち旅行にも行けてないので、利家様のお城巡りで楽しませていただいてます。
さんたつも日記帳も秋の数々のイベントも、ぜーんぶ楽しみにしておりますので!
それではまた