皆々、息災であるか
前田又左衛門利家である。
此度の日記帳は100名城の旅、三十二城目である。
いざ参らん!
二本松城
此度紹介するのは二本松城である!
山の上の本丸を築き山の下には居住区を持つ、伝統的な造りの城である。
じゃが確と堅牢な石垣を備えておって多くの魅力がある城じゃ!
そんな二本松を早速見てまいろうではないか!
交通・行き方
JR東北本線『二本松駅』より歩いて20分
百名城スタンプの在り処
二本松駅にてスタンプを押すことが叶う!!
城郭のそばにある訳ではないから、押し忘れぬように気をつけよ!
二本松城の歴史
二本松城は室町幕府により命じられた奥州畠山家により築かれたことを始まりとしておる。
畠山家は室町幕府において三管領家が一つ。
二本松を治めたのはその別流である!
(元々は本流であったという話もしたいのじゃが、長くなるで割愛致す。)
奥州畠山家は二本松家を名乗るようになる。
戦国時代に至るまで二本松家が治めておったのじゃが、
大きく事情が変わったのは、悪名高い二本松義継殿の代である。
伊達家と争っておった二本松家は和睦の交渉の最中に伊達家当主・輝宗殿を誘拐。
じゃが追いついた政宗によって義継殿は輝宗殿諸共に鉄砲を打ち掛けられ討ち取られてしまうのじゃ。
この事件以降、政宗は二本松攻めを繰り返し行い二本松氏は滅亡、二本松城は伊達家のものとなった。
その後は片倉小十郎景綱や伊達成実といった現世でも人気のある伊達家重臣が城代を務めるのじゃが、
秀吉の奥州仕置によって蒲生家が領有することとなる。
徳川殿の時代に蒲生家に変わって加藤嘉明が治めたのじゃが後に改易されると新たな城主となったのは丹羽家である!
前々回紹介した白河小峰城の城主としても名が上がっておるで、大まかな流れは白河小峰の話を読むが良い。
白河小峰城のから丹羽家が移ってきた事によってこれまで支城であった二本松城は本城となる。
故に藩庁としての役割を備えるために大幅な改修が行われたのじゃ。
優美な石垣が組まれ本丸には三重の櫓が築かれ今に残る二本松城が完成したというわけじゃな。
じゃがこれは加藤家の時代から始まっておったことのようで、共に築城名人として知られる両家によって名城・二本松城が出来上がったといえよう。
丹羽家の統治の元、幕末迄続いた二本松城と二本松藩は戊辰戦争では幕府方として戦い、激戦を繰り広げられたことでも知られておる。
二本松少年隊は現世でも名が知られておるわな。
この戦いで多くの建造物が焼失したのじゃが、現世ではその復元が進んでおる。
見所
先ずは再建された箕輪門である!!
立派な櫓門と脇を固める二重櫓、
そして土塀が確と整備されておって良い趣であろう。
ここから本丸へは山を登るで少し時がかかるのじゃが、道中も良い意向を見ることが叶う。
本丸の南側の石垣は蒲生家が築いた石垣が残っておって戦国時代の最先端であった穴太衆の技術が見て取れるわな。
他の面には加藤家が回収したと見える石垣が復元されておって石垣の進化を感じることもできる。
この下には蒲生時代の石垣が眠っておって拡張のための改修であることもわかっておるようじゃな。
そして、天守台も忘れてはならぬぞ!!
山の上に築かれた本丸からの景色はまた実に良いものじゃからな。
景色も確と楽しんでいくが良いぞ!
蛇足
二本松城はいかがであったか!!
自然の美しさを持ちつつ復元も進み城郭としての迫力もある。
駅からもさほど遠くはないで足を運びやすい城だで、白河小峰城や会津若松城と合わせて楽しんでほしいのう!!
これにて東北の100名城は仙台城を残すのみじゃ!
どれも良い城ばかりであったわ!
政宗の城も楽しみじゃのう。
次からは少しばかり南に降って関東の城攻めをいたそうではないか!!
楽しみに待っておれ!
コメント
利家さま
おはようございます
昨日は雪の中の名古屋城(止んでしまいましたが)に本読みとお疲れさまでした
そしてありがとうございました
お城にある石段に躊躇してしまいそうですが天守台は実際に観たいです
体力をつけないといけません
雲が流れるよう景色で心が和みます
東北は仙台城を残すそうですが
利家さまなら下から歩いて行きそうですね
実は私も歩いたんですよ(笑)
是非上からの街の景色を楽しんでくださいね
本日も良き一日となりますうに…
次の更新も楽しみにしてます
おはようございます☀
日記帳更新ありがとうございます。
先日の城巡りのお話、ありがとうございました。もう冷え切った思い出かと思ってましたが、聴き応えのある内容で、もっとゆっくり聞きたかったなー(´・ω・`)と思いましたが、色んな場所へ行けたのも嬉しかったです✨✨
二本松城はそれほど有名な城ではない印象でしたが、確かに『自然の美しさを持ちつつ復元も進み城郭としての迫力もある。』というのはお写真からも感じられますね。
残すは仙台城ですか。以前街歩きツアーに参加したのを思い出しますね(´・ω・`)
次回の関東征伐の日記帳、それを読んでからアタスが行くか、先に行って感想を共有するか悩みますが、わくわくしながらお待ちしています。