皆々、息災であるか
前田又左衛門利家である!
此度の日記帳は100名城の旅、
三十五城目である。
いざ参らん!!
根室半島チャシ跡群
此度訪れたのは、
100名城最北端かつ最東端にして、
100名城最難関の呼び声高い、
根室半島チャシ遺跡群である!!
自然に囲まれた古き良き城跡を早速巡ってまいろうではないか。
交通・行き方
どうやって参るかが誠に頭を悩ませるのがこの地であるわな。
先ずは我が属性を紹介いたそうではないか!
新千歳空港
↓(電車)
札幌丘珠空港
↓
中標津空港
↓(ばす)
根室駅ターミナル

Screenshot
↓(ばす)
納沙布岬
バス停『納沙布岬』から最も近いチャシ、
ポンモイチャシは歩いて3分ほどじゃ!
状態の良さから人気が高いヲンネモトチャシは歩いて40分ほどじゃ。
飛行機の乗り換えの塩梅やバスの本数なんかも良く考えた上で挑戦致すが良い。
我が行程では根室にて宿をとって、翌早朝にチャシへと出発致した!
他にも
特急列車にて
札幌駅
↓
根室駅
↓
納沙布岬
や
やこうばすにて
札幌
↓
根室駅
↓
納沙布岬
の方法もあるわな!
根室駅から納沙布岬周辺を探索する観光タクシーなるものもあるのじゃ!
ちぃとばかし値は張るが、幾つもあるチャシを堪能したいのならばすすめの手段である!
冬の根室はえらく寒いが雪はさほど降らぬようだで、運転ができるものは車でも良いやも知れぬぞ。
じゃが雨の凍結は無論危険だで、天気とは良く相談いたせの。
百名城スタンプの在り処
JR根室駅のすぐそばにある、
『根室市観光インフォメーションセンター』
にて印判をいただくことが叶う!
この場所では100名城の印判の他に、
『日本本土最東端証明書』なるものももらえるのじゃ!!
これは日本最東端である根室に参った証明書と言うだけではなく、
日本最北端の北海道稚内が宗谷岬、
日本最南端の鹿児島南大隅が佐多岬、
日本最西端の長崎県佐世保が神崎鼻、
この四つを巡れば四極踏破証明書なるものが貰えるで挑戦するのもまた一興じゃ。
わしは平戸城へ参った折に佐世保には一度訪れておるのじゃが、証明書の存在を知らなんだでもう一度挑戦せねばならんな。
チャシの歴史
チャシとはアイヌ語で砦や柵を意味する言の葉である。
いわばアイヌの城であるチャシ群が築かれたのは1500年ごろから〜1800年ごろと
されておる。
丁度戦国時代から江戸時代にかけてじゃな。
アイヌのものたちは文字を持たぬ故に詳細なチャシの記録は残っておらず、いかなる建造物が建っておったのかはわかっておらん。
じゃが文化や手法が異なっても、同じく城を築いたと言うのは城を好きなものにとっては心惹かれるものではないか。
難度が高いとはいえ、一度は訪れてほしい場所であった。
見所
チャシの跡は北海道全体では500ヶ所、
根室には32ヶ所残っておるそうじゃ。
うち24ヶ所が根室半島チャシ跡群に指定されておる。
此度まず紹介致すのは
ポンモイチャシである。
ポンモイとは「小さな入江」を示す言の葉だそうじゃ。
納沙布岬からほどちかく一番足を運びやすい場所であるぞ!
あたりは急峻な崖となっておって、不用意に近づくと足を滑らせ転落しかねないであまり近づきすぎぬようにいたせ。
当時を思わせる地形が確と残っておるわな。
続いて参ったは、
ヲンネモトチャシである!
チャシ跡の中で最も人気なのがこの場所である。
確と整備がなされておって、堀と土塁の様子がよくわかるわな!
駐車場も設けられておるから、道にとめることなく確と定めを守って足を運ぶが良い。
ヲンネモトチャシと並んで人気の高いノマツカフチャシも散々叶うものは訪れてみるが良い!
儂は道中に映し絵を撮ることしか叶わんかったがな!
蛇足
ということで、此度はチャシを紹介いたした!
まだこと良い所でな、必ずまた行きたいと思わされる場所であったわ!
最難関であるこの地に参って、残る100名城は10をきった。
なかなか感慨深いものがあったわな。
普段は致さぬ押印の様子を撮ってしもうたわ!
して、この根室を含む道東と呼ばれし場所は全てが本州と異なってな、
城と関係なしにも一度は訪れて欲しい場所じゃ!
翼長は我が背丈を超えるオオワシや、
キタキツネやヒグマをはじめとする多くの動物が集う自然や、
一面が凍っておって果てが見えない湖など、
まことに新たな体験ができるよき旅となった。
なかなか難度の高い旅であることは間違いないでな、参る折には準備を確といたして楽しむが良いぞ!
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